オバマ大統領 テキサス親父もあきれる慰安婦発言 中国には腰くだけ
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海外
アジア4ヶ国を歴訪したオバマ大統領。
安全保障問題では中国に対する配慮がスケて見えました。
そして従軍慰安婦発言には、来日中のテキサス親父もあきれました。
オバマ大統領の評価が低い理由を実感したアジア歴訪
前記事:尖閣は安保適用と明言したが 国賓オバマ大統領の日本軽視の数々
オバマ大統領が、アジア歴訪の最後の訪問地フィリピンでの首脳会談を終え、帰国の途に就きました。
その間、日本では尖閣諸島の安保適用を明言し、マレーシアでは安全保障での連携強化をアピールし、フィリピンでは新軍事協定に合意しました。
南シナ海や尖閣海域への進出をゴリ押しする中国と対峙する決意を表明したように見えますが、オバマ大統領のスタンスは違います。
日米首脳会談後の共同記者会見での、尖閣発言後の質疑応答では、言い訳(逃げ道)のオンパレードでした。
「尖閣を安保の対象とするのは目新しい話ではない。これまでの政権の方針と同じだ」
「領有権については立場を明示しない」
「アメリカは中国とも緊密な関係である」
「日本と中国は信頼醸成を進める必要がある」
「中国が平和的に台頭することを支持する」
そして、「中国が尖閣諸島に侵攻した場合、米国は軍事力を行使するのか?その場合のレッド・ラインは何か?」という質問に対して
「レッド・ラインは引いていない」
「国際的な規律を破る国が現われるたびに軍事的な関与をするのかと質問されれば、そうではないと答えざるをえない」
そしてシリアに関して
「アメリカはミサイルを1発も打たずに、化学兵器の87%をシリア国外に搬出できた」
中国に気を遣いまくり、尖閣に中国が手を出しても軍を出すとは限らないと言っています。
習近平国家主席のほくそ笑んでいる顔が浮かびます。
どんな顔かというと、ウクライナ問題に対するオバマ発言をせせら笑ってるプーチン大統領の顔と同じです。
フィリピン海域での中国のムチャクチャ
フィリピン側の意向により、1992年に米軍基地が完全に撤収し、その後は合同軍事演習も行われなくなりました。
しかし撤収後の1995年、フィリピンの管理下にあった南沙諸島のミスチーフ礁に中国が鉄筋コンクリートの建造物を建て、実効支配を開始しました。
フィリピン海軍が台風(モンスーン)で現場海域を離れた隙に上陸し建造したものです。
この海域は海底資源の存在がはっきりしていますが、ほとんどの島が人の住める環境では無いことから領有がハッキリせず、現在,フィリピン,ベトナム,マレーシア,ブルネイ,中国,台湾が一部の領有権を主張し,中でも中国は全域の領有を主張しています。
地図を見ると、フィリピン,ベトナム,マレーシア,ブルネイの4国が領有を主張するのは分かります。
しかし、中国と台湾の主張は無茶苦茶で、その形状から「牛の舌」と呼ばれています。
韓国が領有を主張する竹島を、「いいや、日韓どちらのモノでも無い。中国のモノだ」と言ってるような理不尽さです。
フィリピンの抗議を鼻で笑う中国に対し、アメリカ軍の威嚇力に期待したのでしょう。
今回の新軍事協定で、フィリピンの駐留アメリカ軍が22年ぶりに復活します。
しかしオバマ大統領は、アキノ大統領との共同記者会見で、軍事協力の強化について述べる一方
「中国に対抗するのが目的ではない」
「領有権問題では特定の立場を取らない」
「新軍事協定の締結は中国を封じ込めることが目的ではない」と強調しました。
ここでも、中国様のご機嫌を損ねないよう最大限に気を遣っていますよね。
オバマ大統領の無知
オバマ大統領は、韓国での朴槿恵大統領との共同記者会見で慰安婦問題について「甚だしい人権侵害と考えなければならない。戦争中の出来事とはいえ、衝撃を受けた」と述べ、アメリカ大統領として初めて公式の場で慰安婦問題を非難しました。
来日中のYoutubeで人気のテキサス親父も、このオバマ大統領の発言にあきれています。
「北朝鮮が核実験で挑発し、中国が軍備増強を進めているときに、米韓の大統領が語る話題とは思えない。オバマ氏は勉強不足。自国の公文書に『慰安婦は強制されていない』『戦時高級売春婦だった』とあるのを知らないのか」
この公文書は、戦時中に米軍が慰安婦から聞き取り調査した報告書で、ワシントンの国立公文書館に保管されていたものをテキサス親父が開示請求し、Youtubeで報告されています。
「強制されたのではなく雇用されたもの」
「女性たちは大金を持って楽しんでいた」
「街に出かけて、洋服や化粧品や他にも好きな物を買うことができた」
「借金を返したら家に帰ることもできた」
「日本兵たちととスポーツやピクニックなどの娯楽や、宴会などをしていた」
などとレポートされており、「慰安婦=自主的な高給取りの売春婦」を裏付けるものとなっています。
過去記事で何回か述べましたように、オバマ大統領とその周辺は日韓情勢に疎く、日本と韓国は戦争したと思っているというハナシがあります。
今回の発言も、朴槿恵大統領の言い分を鵜呑みにしたものと思いましたが、共同記者会見の全体をみると、少し状況が違います。
要約すると、
朴槿恵大統領が「日本側から従軍慰安婦問題を解決するために具体的な行動をする必要がある。しかし日本だけでは解決できないので、韓米日の3ヶ国で解決に向けて努力すべきである」
と従軍慰安婦問題の解決(テキサス親父に言わせると補償金の「おかわり!」)にアメリカを巻き込もうとしました。
それに対して記者から質問されたオバマ大統領は、前出の「甚だしい人権侵害と考えなければならない。戦争中の出来事とはいえ、衝撃を受けた」といった趣旨の発言の後、「過去は誠実で公正に認識しなければならないことを安倍首相や日本国民は分かっていると思う」「過去と同様に未来にも目を向け」「日本と韓国の今日の利害は一致している」「韓国と日本の若い世代のことを考えるならば、未来の平和と繁栄の可能性に目を向けることができると思っている」
と、巻き込まれることからサラリと逃げ、「未来が大事でしょ?」と切り返しているようです。
さすがに、朴槿恵大統領が自国の高官や各国首脳に「告げ口外交」してきたことは承知していて、応酬話法ができていたのかもしれませんね。
とはいえ、発言の一部だけがクローズアップされるのは世の常ですし、アメリカ大統領として初めて公式の場で慰安婦問題を非難したことは、韓国を勢いづかせ、問題の解決を遅らせるだけだと思います。
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