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3分で読める STAP 理研改革委と若山教授の会見まとめ(2)

公開日: 経済・科学

この記事の所要時間: 241

若山教授会見

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若山教授の記者会見要旨

山梨大学の若山教授は、STAP論文の共著者の1人で、クローンマウスの第一人者。
STAP論文の撤回を最初に呼びかけた人でもあります。

 

STAP細胞の存在を示す証拠は無い

若山教授が小保方氏にマウスを渡し、そのマウスから作られたSTAP細胞を受け取ってSTAP幹細胞を作成、さまざまな細胞へと分化し万能性があるという研究成果を示しました。

問題が表面化した後、若山教授が保管していたSTAP幹細胞を第三者機関に提供して遺伝子解析を依頼。

その結果、
受け取ったSTAP細胞は、小保方氏に渡した系統のマウスとは別物だった。

若山研究室のマウスは、世界でこの研究室にしか居ないマウスだそうで、
小保方氏から返されたSTAP細胞について

「僕が言えるのは、僕の研究室にはいない、僕から渡すことのできないマウスのものだったということです」

「(研究室の)外からマウスを入れることは、制度上は絶対にできない。しかし、ポケットに入れて持ち込むことは不可能ではない」

「STAP細胞があるということを示す証拠は無い。全ての解析結果がSTAP細胞の存在を否定するという結果になっている」

 

僕に全部押し付けられるんじゃないかという恐怖感があった

小保方氏や笹井氏は、それぞれが行なった記者会見で若山教授の名前を連呼し「若山教授がやったことことだから」というように、責任転嫁を図っていたのは明白です。

そのため若山教授は、「僕に全部押し付けられるんじゃないかという恐怖感」を持ったこともあって、自分の潔白を証明するために第三者機関に遺伝子解析を依頼したそうです。

 

「実験ノートを見せなさい」というのは僕には出来ませんでした

「小保方氏の(貧弱な)実験ノートを見ていれば、今回の不正は防げたかもしれない。
しかし、ハーバード大のバカンティ教授の片腕という優秀な研究者との触れ込みだったので、学生と同じような感覚で『ちょっと実験ノート見せなさい』とは言えなかった」

 

200回にはマウス1000匹が必要

小保方氏が、STAP細胞の作成に200回くらい成功したと言っていることに関して、
「一度に生後1週間以内のマウス数匹が必要なので、200回と言えば1000匹くらい必要だが、当時のマウス室の規模でその数は提供できない」

 

研究室の若手研究員がES細胞を作成し、小保方氏に渡したことがある

「若山研究室の若手研究員がES細胞を作成し、小保方氏に渡したことがあるので、小保方氏が、ES細胞を自由に使える環境に合ったのは間違いない」
「ES細胞が入っているとしたら、すべてをうまく説明しやすい」

STAP細胞とES細胞は似ているので、ES細胞をSTAP細胞と偽った可能性を示唆しました。
これは、前々から言われていたことで、その疑念を裏付ける発言でもあります。

小保方氏は、先の記者会見で「STAP細胞を作成していた研究室内ではES細胞の培養を一切行なっていなかった。混入が起こりえない状況を確保していた」と発言していました。

しかし理研の関係者によると、小保方氏の研究室にある冷凍室からES細胞と表示された容器が見つかり、若山氏が保管するSTAP幹細胞と同じ遺伝子だったという情報もあります。

 

小保方氏自身がSTAP細胞の存在を証明するしか無い

「私が何度実験しても成功していない。
できると言っているのは小保方さんだけで、誰もができるような作製方法を公開してもらえなければ、今後も研究をやろうとは思わない。」

 

僕から何らかの処分を大学に申し出る

「3月に山梨大学長に相談したが、山梨大では処分しないと言われた。しかし、私から何らかの処分を申し出るつもりだ。」

 
ひとつ疑問があるのが、STAP論文を発表する前に、若山教授自らはSTAP細胞を検査しなかったのかということです。

しかし、研究者の世界では、検体やデータのすり替えは想定していない。
だから、疑うようなことはないらしいです。

しかし今回の会見では、小保方氏を断罪し、対決姿勢を明確にしましたね。

 

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