クマラスワミ報告の内容とは?慰安婦が証言した日本人の蛮行
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海外
日本軍の慰安婦についての「クマラスワミ報告」について、日本政府が「吉田清治証言」の引用部分の撤回を申し入れましたが、クマラスワミ氏は、証拠の一つに過ぎないとして、拒否しました。
国際社会に完全に認知されている「クマラスワミ報告」に書かれている内容は、日本人の想像を超えたひどさです。
(写真は、ラディカ・クマラスワミ氏)
クマラスワミ氏は吉田証言引用の撤回を拒否
日本軍の慰安婦について書かれた国連の「クマラスワミ報告」について、日本政府がラディカ・クマラスワミ氏に「吉田清治証言」を引用した部分の撤回を申し入れていたことが明らかになりました。
8月5日、朝日新聞が「吉田清治証言」は虚偽だったことを認めたことを受けたものです。
しかし、外務省の佐藤地人権人道担当大使と面会したクマラスワミ氏は、「吉田清治証言」は証拠の一つに過ぎないとして、撤回には応じませんでした。
国際社会に完全に認知されている「クマラスワミ報告」には、そもそも何が書かれているのか?
そこには、日本人の想像を超えた「蛮行」が、報告されています。
クマラスワミ報告とは
クマラスワミ報告とは、1996年に国連人権委員会に提出された「女性に対する暴力 ー戦時における日本軍の正奴隷制度問題に関する、北朝鮮、韓国、日本への訪問調査に基づく報告書ー」のことで、スリランカ人のラディカ・クマーラスワミ特別報告官の名前を取ってこう呼ばれています。
主に、韓国人の元慰安婦16人と、朝日新聞が先日記事を取り消した「吉田清治証言」に基づいて書かれており、日本政府に対し、法的責任,原状回復と賠償,謝罪,責任者の処罰を勧告しています。
この報告書により、「日本軍による韓国人女性20万人の強制連行や性的虐待」が「事実」として国際社会に認知され、「日本政府が強制連行を否定するのは歴史を改ざんする意志がある」という国際世論になっています。
クマラスワミ報告書のざっくりした内容
クマラスワミ報告書は、日本語訳で約43ページに及びますが、ざっくりと内容を紹介します。
慰安婦は日本軍による性奴隷制
第二次大戦中に軍隊のために性的サービスを強要された、日本軍による性奴隷制であった。
女子挺身隊と慰安婦を混同
1932年に制定された「国家総動員法」で設立された「女子挺身隊」は、表向きは軍需工場で働く女性を徴用するという目的だったが、多くの女性が騙されて性奴隷として働かされることになり、挺身隊と売春の関連はすぐに知られるようになった。
国家総動員法で、日本人は暴力などで公然と強要して女性を集めることができ、増大する軍の需要を満たした。
非常に多くの女性被害者が、娘が連行されるのを阻もうとした家族に暴力が加えられたり殺害されたと語った。
両親の目の前で兵隊にレイプされた例もある。
慰安所では虐待と虐殺が行なわれた
日本軍は、慰安所での衛生面,営業時間,避妊,女性への妥当な支払い,アルコールと武器携行の禁止などを定め、慰安婦を正しく扱うよう充分に留意されていたが、これは軍の性奴隷と言う途方も無い非人道的行為を際立たせるものでしかなく、慰安所では大勢の女性が言語に絶する苦痛を伴う状況で、長期にわたって売春を強いられた。
慰安所は有刺鉄線で囲まれ、厳しく監視されていた。
慰安婦は一晩に60人〜70人の相手をさせられた。
軍医が健康診断を行なったが、性病の検査が目的で、兵隊達が女性に加えたタバコの火傷や銃剣の刺し傷,骨折などは診てもらえなかった。
ある被害女性は、性奴隷として働いていた間に何度も性病に罹ったため、戦後に生まれた息子は精神障害者だったと語った。
終戦後は、慰安婦は前線に放置されたり、日本軍に殺された。
韓国人慰安婦16人の証言の一部
村の井戸に水くみに行って日本兵につかまり、恵山市(北朝鮮北部)の陸軍守備隊で性奴隷にされた。
1日に40人も相手にしなければならないのかと聞いた少女を、中隊長のヤマモトは、彼女を裸にして手足を縛り、釘の出た板の上に転がし続け、釘が彼女の血や肉で覆われた。
最後に、彼女の首を切り落とした。
もうひとりの日本人ヤマモトは、泣き叫ぶ私たちに向かって、
「お前達を殺すのは犬を殺すより簡単だ」
「朝鮮人の女達が泣いているのは腹が減っているからだ。この死んだ女の肉を煮て食べさせてやれ」と言った。
少女が性病に罹り50人の日本兵に感染したら、少女を「殺菌消毒」するため、彼女の局部に熱した鉄の棒を突っ込んだ。
その守備隊にいた少女の半分は殺された。
証言者も逃げようとして拷問を受け、気がついたら山に捨てられていて、その後朝鮮に帰った。
工場の仕事があると騙されて、中国の牡丹江の近くの家で、毎晩、15〜20人にレイプされた。
病気に罹ると殺されて埋められた。
新たに連れてこられた少女が兵隊に腕に噛み付いたら、中庭に連れ出され、私たち全員が診ている前で、首を剣ではねられ身体を切り刻まれた。
軍需工場で働いていた時に、1人の日本兵にレイプされた後、性奴隷にされた。
衣類の配給は年に2度だけで、食べ物は餅と水だけ。
お金をもらったことは一度もない。
5年間働き、内蔵を何度も患い手術でほとんど取り除かれた。
苦痛と屈辱に満ちた体験のせいで性交渉もできない。
牛乳やグレープフルーツも吐き気なしでは飲めない。
自分がさせられた汚らしいことをどっと思いだしてしまうからだ。
1937年から7年間慰安所で働かされた後、逃げ出すことができた。
日本の行為はジェノサイド
日本の行為は、特定の国民民族人種宗教集団を破壊する意図を持ってなされたのであり、1948年の集団殺害罪の防止及び処罰に関する条約でいうジェノサイド(集団虐殺)にあたる。
次記事:吉田証言と慰安婦の一方的な証言で書かれたクマラスワミ報告に続きます
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