平昌五輪の宿舎不足にホームステイ 実は長野でもやっていた
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海外
深刻な準備遅れが問題視されている2018年平昌冬季オリンピックで、宿泊施設不足を補うため、ホームステイを計画していることが話題になっています。
しかし、ホームステイは長野冬季オリンピックでも実施されていました。
関連記事:絶望的?平昌冬季五輪の準備遅れにナッツリターンが追い打ち
宿泊施設が不足するのでホームステイを導入する江陵市
スケート競技施設がある江陵(カンヌン)市では、約7,700室の宿発施設不足が予想されるため、ホームステイを導入予定であることを公表しました。
江陵市によると、組織委員会のリクエスト11,833室に加え、観客向けに17,500室が必要と予想。
合計29,333室が必要なのに対し、宿泊施設は21,631室しか無く、観客用の約7,700室が不足します。
しかし江陵市では、620箇所のワンルームマンションの約5,100室と、ボランティア家庭3,000軒のホームステイで不足分をカバーできると考えています。
そのため、ワンルームマンションや宗教施設、公民館、チムジルバン(サウナ施設)、韓屋(ハノク・伝統家屋)や農村体験などの宿泊施設の調査を実施すると共に、ホームステイボランティアの家庭を募集する予定です。
長野冬季オリンピックでもホームステイを活用した
このニュースに対し、驚きや、韓国を嘲笑するような意見がありますが、1998年の長野冬季オリンピックでもホームステイのボランティア家庭を募集し、選手や役員、メディア関係者が宿泊しました。
参考記事:長野オリンピックニュース 宿泊関連ー信濃毎日新聞ー
札幌のような大都市開催であればともかく、アルペンスキー競技が実施できる都市で大量の宿泊施設を確保するのは難しいのが一般的です。
もし新たに建設した場合には、オリンピック後に遊休施設となる恐れがありますので、一時的な宿泊需要の急増に対して、ホームステイで対応するのは賢明な方法でしょう。
オンドルや冬の韓屋(伝統家屋)は辛い
私は仕事で何度も韓国に行きましたが、韓国人の友人の家や、韓屋(ハノク・伝統家屋)を利用した旅館(民宿)にも泊まったことがあります。
布団を敷く習慣は日本も同じですが、オンドル(床暖房)なので、敷き布団が薄くて床の固さが伝わり、慣れないと寝づらいと思います。
オンドルの温度もけっこう熱いので、ホカホカを通り過ぎて、ひからびそうになりますw
さらに韓屋だと、部屋に浴室やトイレは無く、いったん中庭に出て別棟の浴室やトイレに行かなければなりません。
当然ながら冬季オリンピックの時期は真冬ですので、夜、厳寒の屋外に出るのはかなりの苦痛でしょう。
加えて、すきま風が入るので、下からオンドルであぶられながら、顔や肩口は冷やされて寝ることになります。
それもいい思い出にはなりますし、手作りの家庭料理はめっちゃ美味しいですが、行ったことの無い地方都市の、知らない人の何の事前情報も無い家に泊まりたいか言うと、ビミョーですね。
もし商談などの仕事で行くのであれば、体調を崩したくないので、「勘弁して」と思うかもしれません。
選手の宿舎は大丈夫か?
選手はホームステイ対象ではないようですが、選手村でも安心はできません。
昨秋の仁川アジア大会では、選手村の部屋にエアコンが無いとか、エレベーターが壊れてるとか、シャワーが無いとか、散々な状況でした。
平昌冬季五輪でも、暖房が効かないとか、シャワーのお湯が出ないとか、めちゃくちゃ遠いとかで、選手のコンディションに影響する宿舎にならないか、今から心配ですw
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