絶望的?平昌冬季五輪の準備遅れにナッツリターンが追い打ち
公開日:
海外
深刻な準備遅れが指摘されている2018年の韓国・平昌(ピョンチャン)冬季オリンピック。
そこに、大韓航空機のナッツリターン事件が追い打ちを掛けています。
前記事:国民に信を問うw 平昌冬季五輪の日本共催に賛成?反対?
IOCも強い口調で遅れを指摘
1月に現地を視察したIOC調整委員会のリンドベリ委員長も
「いくつかの施設のスケジュールが厳しい。工事の大幅なスピードアップが必要」
と準備遅れを指摘しました。
さらに今月9日、IOC委員でもあるカウパー・国際スキー連盟会長も
「約束したことが何も実現しない。本番前のテスト大会を予定通り実施するのは、ほぼ不可能」とボロクソ。
競技会場の工事進捗率は1桁!
会場の工事進捗率は、
2016年10月完成予定のアルペンスキー会場が8%、
2016年11月完成予定のフィギュアとショートトラック会場は8%、
2017年2月完成予定のスピードスケート会場は6%と、軒並み消費税のような数値ですw
用地買収が出来ていない施設もあり、開閉会式会場の建設予定地はまだ更地です。
なお、前記事の国民に信を問うw 平昌冬季五輪の日本共催に賛成?反対?で書きましたように、招致運動のプレゼンテーションにあった、高速鉄道(KTX)を建設して仁川国際空港から1時間で結ぶ計画は、とっくに無かったことにされています。
元々金が無く、さらにスポンサーも付かない
遅れの原因としてノウハウ不足やスケジュール管理のいいかげんさが挙げられますが、最大の原因は財政不足です。
施設建設費予算は2,260億円ですが、もともと、開催する江原道(カンウォンド)は過疎地で、財政状況が悪い(金が無い)自治体です。
その上、建設費の内940億円をカバーするはずのスポンサーが、まだ4社しか決まらず、300億円程度しか集金できていないと言われています。
通常は冬季オリンピックには50社程のスポンサーが付くと言われていますが、平昌冬季五輪の公式サイトにアップされているのはコカコーラ等のワールドワイドパートナーだけで、これは平昌ではなくIOCのスポンサーです。
その下の平昌冬季オリンピックのパートナー、スポンサー、サプライヤーはリンクが貼られておらず、パートナーシップニュースは1本もありません。
平昌冬季オリンピック組織員会公式サイト スポンサーに関するページ
なぜスポンサーが集まらない?
スポンサーが集まらない要因として
・韓国国内にオリンピックの盛り上がりが無い
・昨秋の仁川アジア大会のズサンな運営で海外選手や役員の不満が噴出し、さらに仁川市の財政に大会の借金がのし掛かって福祉行政の予算がカットされるなど、終わった後も散々
・運営赤字で今年以降の開催がキャンセルされたF1(韓国GP)も、ズサンな運営で非難されており、韓国の大規模国際大会の運営能力に疑問符
等が挙げられます。
ナッツリターンが追い討ちをかけたスポンサー離れ
そんな状況に音を上げたのか、昨年7月には組織委員長が辞任し、責任を放り投げました。
その後任に選ばれたのは韓進グループの趙亮鎬(チョ・ヤンホ)会長。
そう、ナッツリターンの趙顕娥(チョ・ヒョナ)大韓航空前副社長のパパです。
趙亮鎬会長は、12月12日、分散開催反対の会見を行う予定でしたが、謝罪会見に変更になりました。
その後は、週3回の現地視察の予定が1回に減る等、指導力や求心力がダダ下がりです。
フラッグシップである大韓航空のみならず、韓国そのもののイメージを悪化させた企業の長ですので、スポンサー集めどころではありません。
前述の国際大会運営能力への疑問符に加え、失敗や非難を浴びるリスクが増大した現状では、スポンサーも二の足を踏むでしょう。
市民団体が国内分散開催のキャンペーン
何か問題があっても「大丈夫だ(ケンチャナヨ)」と楽天的な韓国国民もさすがに心配になったのか、市民団体が江原道の費用負担と環境破壊の軽減を訴え、国内での分散開催のキャンペーンを始めました。
その市民団体の調査によると、国民の60%が分散開催に賛成しているそうです。
さらに国内分散どころか、ソリ競技を日本で開催する替わりに、東京五輪の一部競技を韓国で実施する案が既成事実のように勝手に広がっています。
しかし組織委員会は「分散開催は一切検討していない」とし、IOC調整委員会も組織委員会の意向を尊重すると表明しています。
ナゼか韓国にスリ寄る政治家さんたち
今月、自民党の二階俊博総務会長は、観光業界や地方自治体の関係者ら約1400人!も引き連れて訪韓しました。
朴槿恵大統領と会談した際には「慰安婦の問題を巡っては日本にも言い分はあるし過去の経緯もあるが、理屈を並べるだけでは問題は解決せず、日本は真摯に向き合わなければならない」(NHKニュース)と慰安婦問題で迎合した上に、「平昌冬季五輪と東京五輪の成功に向け協力していく」ことも確認。
舛添東京都知事も昨年訪韓した際に同様の提案をするなど、日本の政治家さんの中には、ナゼか平昌冬期オリンピックに血税を使いたがっている人がいます。
私はこれまで30回以上訪韓し、親しい友人も多く、おせっかいなほど親切で人情深い韓国人が大好きです。
しかし、韓国政府とマスコミは別の生き物です。
彼らは日本が資金や技術を提供しても感謝することは無く、失敗すれば必ず日本に責任をなすり付けますので、馬鹿を見るだけでしょう。
やると言って手を挙げたのですから、韓国が自力でやるべきですし、今もやれると言ってるのですから、余計な口を出したし手を差し伸べたりせず、放っておけばいいのです。
それで失敗したら仕方がありません。選手には気の毒ですが
非韓三原則「助けず、教えず、関わらず」を貫きましょうw
参考記事:【痛快!テキサス親父】ムシが良すぎるぜ! 国家の威信はどうする 平昌五輪共催案ーZAKZAK by 夕刊フジー
ちなみに2014年開催地の招致運動のウェブサイトでは、朝鮮半島が大きくて日本列島が無い「地図」が使われました(この時は招致に失敗しソチで開催)
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