スコットランド独立 エリザベス女王もアメリカも反対の立場
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海外
18日に住民投票を控えたスコットランド独立運動。
キャメロン首相は、先週に続いて15日も現地入りし、独立を思いとどまるよう訴えました。
また、沈黙を守っていたエリザベス女王もコメントを発表。
世論調査で賛否が拮抗している中、投票の行方に世界が注目しています。
キャメロン首相が再度現地入りして「最後のお願い」
9月18日のスコットランド独立の住民投票が迫る中、イギリスのキャメロン首相は、独立を思いとどまるよう説得するため、10日に続いて15日も現地入りし、演説しました。
「心の底からお願いする。イギリスに残って欲しい」
「私のことが嫌いでも、私は永遠に首相の座にはいない。今の政府が嫌いでも、永遠には続かない。
しかしあなた方がイギリスを去れば、それは永遠に続くことになります」
「独立しても未来は明るくならない」
などと、独立を思いとどまるよう「懇願」しました・
なお、写真の「Let’s stick together」は、「団結しよう」「協力しよう」という意味です。
エリザベス女王「慎重に考えて」
エリザベス女王は、このスコットランド問題で沈黙を守り、「女王が懸念している」と報道された際も、王室は「女王は中立だ」と声明を出していました。
しかし、14日、教会でのミサ参列後に、
「スコットランドの人々が、将来について慎重に考えるよう望んでいる」と語ったと報じられました。
ロンドンで独立反対集会
ロンドン中心部のトラファルガー広場(三越のライオン像のでかいやつがある広場です)で、市民団体が主催する集会が行なわれました。
ユニオンジャックとスコットランドの旗、そして「Let’s stay together」の旗を持った住民ら数千人が集まり、独立反対を訴えました。
ホワイトハウスも反対の立場
15日、ホワイトハウスの報道官は、投票の結果は尊重するとしながらも、
「アメリカは、イギリスが強固に団結した同盟国であり続けることが重要だと考えている」述べ、イギリスの体制が変わってしまうスコットランドの独立に、反対の姿勢を示しました。
ブックメーカーは反対優勢
世論調査では賛否拮抗と言われる中、ブックメーカー(賭け屋)の掛け率では、およそ3:1で反対派が優勢となっています。
これは、「浮動票の多くが現状維持に流れる」「賛成派が急増したとしても、従来の反対派の基礎票の方が多く、賛成派に寝返ることは無い」という分析だそうです。
私の、外れることが多い「野生の勘」は、反対多数で否決と予想していますが、さてどうなるでしょう?
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