3分で読める STAP 理研改革委と若山教授の会見まとめ(1)
公開日:
経済・科学
STAP細胞はあります♡
STAP細胞のニュースのたびに繰り返し流される、理化学研究所の小保方晴子研究ユニットリーダーが舌足らず気味の声で「STAP細胞はあります♡」と発言する記者会見の映像。
それを見るたびに脱力してしまいます。
なんで皆、このおねーちゃんを信じてしまったのだろう?
彼女の弁護士さんにも、仕事を受けたことを後悔していないか聞いてみたい!
12日の理研改革委の発表と、16日の若山教授の記者会見を聞いて、さらにその思いを強くしました。
理研改革委員会の発表要旨
CDB(発生・再生科学総合研究センター)の小保方氏採用経緯の杜撰さ
・論文や応募書類の内容を精査せず、英語による公開セミナーも省略
・iPS細胞研究を凌駕する画期的な成果を獲得したいという強い動機があった
・必要なプロセスをことごとく省略する、信じがたい杜撰さ
・採用に関わった竹市センター長らトップの責任は極めて重い
STAP論文作成の杜撰さ
・小保方氏に論文を完成させる経験が不足していることを、トップは認識していた
・笹井氏は、小保方氏のデータを再検証せずに信用し、多くの誤りを見逃した
・共著者との連絡も不十分で、共著者によるデータ検証の機会を逸した
・研究不正が疑われた後も、笹井氏は「STAP現象は有力仮説である」と繰り返した
・真実の解明が最優先の科学者の基本をおろそかにした笹井氏の責任を厳しく問うべき
CDBの組織的欠陥
・小保方氏のデータ管理は極めて杜撰で、実験の検証・追跡は不可能
・実験ノートは、半年で3〜5頁など、質量ともに極めて貧弱
・竹市氏はデータの記録・管理について、その責務を負っていることさえ認識していない
・CDBは、研究不正を誘発あるいは抑止できず、組織として構造的欠陥がある
・その欠陥は、長期的な同一メンバー運営による、なれ合い関係が原因
理研の対応のまずさ
・理研トップは、研究不正の背景や原因の詳細な解明に及び腰
・STAP現象について、科学的で真摯な究明を行う姿勢が見られない
・小保方氏の研究室やかっぽう着等、派手さが目立ち、正確で客観的な広報ができず
再発防止策
小保方氏
・研究者倫理や科学に対する誠実さ・謙虚さが欠如し、研究者としての資質に重大な疑義
・研究不正行為は重大で、極めて厳しい処分がなされるべき
笹井副センター長
・データの正当性と正確性の確認を怠った
・共著者、責任著者および小保方氏に助言する責務を軽視し、拙速に論文を作成
・組織上の職責、指導的立場に照らし、小保方氏と同様の責任を問われるべき
竹市センター長
・組織上の責任を厳しく問われるべき
・人事異動など通常の方法では,CDBの欠陥の除去は困難
・任期制職員の雇用を確保した上で、早急にCDBを解体すべき
・STAP現象の有無をうやむやにすることは、科学研究に対する国民の信頼を傷つける
・正しい再現実験を行うことは国民に対する義務
・理化学研究所調査・改革監視委員会を設置
・論文を撤回しても、STAP問題が日本の科学研究の信頼を傷つけている事実は消えない
・理研がリーダーとして範を示すことが期待される
・ヨーロッパの友人から「世界の三大不正の一つとして認知された」とのメールがきた
※理研改革委
理研が、第三者からなる研究不正再発防止のための改革委員会(6名)に研究所の体制,規定,運用等に関する課題の抽出,改善策の検討を依頼していたもの。
※理化学研究所(理研)
ビタミンを発見した鈴木梅太郎や、日本人初のノーベル賞(物理学)を受賞した湯川秀樹など、多くの優秀な科学者を輩出。紆余曲折を経て、2003年に文科省の独立行政法人に。
ん?理研改革委の発表には少し矛盾がない?
小保方氏ら3人の処分は当然として、処分をCDBに限定したのは不自然ではないでしょうか?
理研の体制の不備について指摘しているのだから、理研本体の改革に付いても言及すべきでしょう。
現に、経費の不正流用等の不祥事が多発している組織なのですから。
再現実験についても、CDBを解体せよと言っておきながら、どこが主体で行なえと言うのでしょうか?
そもそも、既に世界中で再現実験は行なわれており、誰もどこも成功していません。
税金でやってもムダなだけです。
やるとすれば、世界で唯一できたと言っている小保方氏だけで充分でしょう。
もちろん、公開でね。
3分で読める STAP 理研改革委と若山教授の会見まとめ(2)へ続きます
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