ローマ法王が元慰安婦7人と対面 また世界が慰安婦問題を認識
公開日:
海外
韓国訪問中のローマ法王が、ミサに出席した元慰安婦7人と対面しました。
大きな影響力を持つローマ法王が対面したことで、慰安婦問題が規定の事実としてが世界中に認識されることになります。
また、デトロイト市で、全米で2つ目、慰安婦碑を含めて8つ目の慰安婦の少女像の除幕式が行なわれました。
ローマ法王が元慰安婦7人と握手
韓国訪問中のローマ法王フランシスコが、18日、ソウルの明洞大聖堂でのミサで、出席した元慰安婦と対面。
朴槿惠(パククネ)大統領も出席したミサには、招待された元慰安婦7人は最前列に座り、前を通ったローマ法王に「慰安婦問題は、まだ終わっていません。早く解決されるように助けてください」と話しかけると、ローマ法王は、首を縦に振りながら、7人全員の手を握って応えました。
元慰安婦らは、ローマ法王に「希望のチョウ」と言われるバッジを渡し、法王は祭服につけミサを行ないました。
このバッジは、慰安婦被害女性らが差別と暴力から解放されることを願うという意味があるそうです。
ローマ法王が政治問題に関与?
このニュースを聞いて思ったのは、
ローマ法王は、このような2国間で政治問題化していることに首を突っ込むのか?という素朴な疑問です。
南北分断の平和解決を祈ったり、セウォル号沈没事故のような誰が見ても明らかな悲劇の遺族と面談するような活動を行うのだと思っていました。
それとも、慰安婦問題(日本軍が20万人の朝鮮人女性を強制連行し、奴隷的な売春を強要した)は、「誰が見ても明らかな悲劇」として、バチカンにも認識されているということでしょうか?
※8月20日追記
やはりローマ法王は、慰安婦問題を「誰が見ても明らかな悲劇」として認識しているようです。
帰りの機中で行なわれた記者会見で、慰安婦との対面について聞かれたローマ法王は、
「日本軍の侵略当時に少女だった彼女たちが警察署に連れて行かれ、奴隷状態で搾取された」
「そのような苦痛にも尊厳性を失わなかった」と述べました。
また、出席した元慰安婦のインタビュー記事が、聯合ニュースに掲載され、
「握手をしながら、私の写真と『日本の天皇も謝罪せよ』ということが書かれた名刺を差し上げました」だそうです。
デトロイト近くのサウスフィールド市に慰安婦の少女像設置
16日、アメリカのデトロイト北西部のサウスフィールド市で、市会議員ら約150人が出席し、全米で2つ目、慰安婦碑を含めて8つ目の慰安婦の少女像の除幕式が行なわれました。
当初は、公立図書館前に設置される予定でしたが、日本企業と日本領事館が反発し、韓国人文化会館前に変更された経緯があります。
なお、カリフォルニア州オレンジ郡のフラトーン市にも近く慰安婦の少女像が設置されることが決まり、こちらは市の公共施設に設置される予定です。
カリフォルニア州韓米人フォーラム(KAFC)は、
「フラトーン市議会は、第2次世界大戦での日本軍の性奴隷システムが、今でも世界各国で人身売買の形で続いていることに憂慮を示し、教育と広報が必要だという決議案を採択する」としました。
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