錦織選手 全米オープンの優勝逃す!0-3のストレート負け
公開日:
社会・政治
夢は持ち越されました。
日本時間の9日朝6時から行なわれた、テニスの全米オープン・男子シングル決勝は、錦織圭選手(24)が、マリン・チリッチ選手(クロアチア・25才)にセットカウント0-3で敗れ、グランドスラム初優勝の夢を逃しました。
(写真は敗れた直後の錦織選手・WOWOW放送より)
流れを掴めなかった錦織選手
マリン・チリッチ選手のサーブは想像以上に強力でした。
錦織選手は中々ブレイクできず、20本近いエースを取られます。
またストローク戦でも、チリッチ選手のリターンは深く入り、 錦織選手はリズムを掴めないまま常に先行を許し、1セットも取れずに敗れました。
チリッチ選手は、準々決勝から、3試合連続のストレート勝ちの快挙です。
試合直前のインタビュー
コート入りの直前、インタビュアーから、声を掛けられた錦織圭。
ー日本では多くの人が早起きして観てますよ。
とてもエキサイトしています。グランドスラムの決勝ですから。
いい試合をしたいと思っています。
ー今季、5勝2敗をマークしている相手ですが?
彼もアグレッシブな速いテニスをしますから注意をしないといけません。
でも、いつも通りに食らいついていきます。
その後コート入りした錦織は、観客の声援に片手を挙げて応えますが、緊張しているのか硬い表情です。
まだ3〜4割しか観客入っていないアーサー・アッシュスタジアムで試合が始まりました。
試合経過
第1セット
コイントスで マリン・チリッチ選手のサーブから試合開始。
錦織選手より20cmも高い198cmの長身から振り下ろす215km/hのサーブは強力で、さらにストローク戦もしっかりとボールを捉え、いいコースにボールを返したチリッチ選手が3-6で取りました。
第2セット
いつの間にか、観客席は9割以上が埋まりました。
チリッチ選手のサーブが強力で、なかなかブレイクできず、またリターンも深く入り、錦織の流れが作れません。
8ゲームは、この試合初めて錦織がブレイクしたものの、このセットも3-6で、チリッチに取られました。
第3セット
開始早々、3本連続で、チリッチ選手のサービスエースが決まります。
このセットもチリッチ選手が先行し、錦織の見せ場が無いまま、3-6で敗れました。
表彰式での錦織圭インタビュー
ーケイ、この2週間、次々と強豪を破ってここまできましたが、決勝でこんな強敵と当たってしまいましたね。
今日、マリンはとてもいい試合をしていましたが、僕は自分のテニスが出来ませんでした。
マリンと彼のチームに「初タイトルおめでとう」と言いたいと思います。
残念な終わり方になりましたが、初めて決勝に来ることができ、本当にハッピーでした。
そして、この2週間、僕のために頑張ったくれたチームの皆に感謝します。
今日はトロフィを獲得できなくてごめんなさい。
でも、次は獲りたいと思います。
楽しい2週間でした。
スポンサーにも感謝します。
来年もまたこの決勝戦に来たいと思います。
試合後の記者会見と現地の評価
今季の対戦成績が5勝2敗のチリッチ選手だったせいでしょう、錦織選手は、
「勝てるというのが少し見えたのがよくなかった。勝たなきゃいけないというプレッシャーがあった」
「決勝まで胸が苦しく、寝付けなかった。」と語りました。
「試合中は、ずっと迷走しいている感じで、全く先が見えなかった。正直、フェデラーの方がやりやすかったかもしれない。」
と、自身のペースが掴めなかったことを認めました。
錦織選手らしさを出せず、完敗とも言っていい試合内容について、現地の一部では、
「大人と子供の試合」
「決勝まで来たのがラッキーだったのかもしれない」
といった手厳しい評価があるようです。
きっと錦織選手は、グランドスラムの決勝戦を経験したことで、数ランク上のステージに上がり、今後の試合と来年の全米オープンで、その実力を見せつけてくれることでしょう
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