大阪阿倍野署 女性殺害警官の署長が遺族に連発した暴言音声
公開日:
社会・政治
「無神経」「逆なで」「責任転嫁」「資質が無い」「呆れる」これらの表現がピッタリな人物。
別の女性との結婚が発覚したため交際していた女性(23才)を殺害したとして、大阪府阿倍野署の現職警官・水内貴士被告(27才)が起訴された事件で、その上司である愛甲哲也・阿倍野署長が被害者遺族と面談した際、信じられない発言を連発し批判を浴びています。
愛甲哲也・阿倍野署長の発言内容ダイジェスト
別の女性との結婚がバレたので殺害
水内貴士被告は、3.11の復興支援で宮城県警に出向していた2013年5月頃、当時大学生の白田光さんと知り合い交際を始めました。
大阪に帰任後の2014年8月に別の女性と結婚しましたが、大学卒業後に大阪で就職した白田さんには、結婚したことを隠して交際を続けました。
しかし、水内のFacebookの写真で結婚に気付かれると、
「警察や妻に交際がばれると自分の将来が無くなり、全てパーになると思った」と白田さんを絞殺。
犯行後、携帯電話を電子レンジで壊したり、鑑識用の手袋を使ったり、証拠品を捜索されないであろう署内に捨てる等、警察官としての知識を悪用していました。
白田光さんの父親は、
「男と女ですからいろいろあったでしょうが、なぜ殺すという選択しかなかったのか。そこが悔しい」と語っています。
大阪府警からは謝罪も無く葬儀にも参列せず
白田光さんの葬儀に大阪府警の関係者は参列せず、弔電も無かったそうです。
父親は、
「弔電や参列すると、自分のところの非を認めることになるので来ないんだろうな、と納得していた。それはそれでいい。別に弔電や参列して欲しいわけではない」
と語りました。
しかし、事件から10日後の2月5日、光さんの遺品整理のために大阪に向かった際、府警から「阿部野署長が面会したい」旨の電話があり、東住吉署で面談。
阿倍野署側は愛甲哲也署長と地域課長、遺族は父親と被害者の姉が出席しました。
夜の10時からという非常識な時刻だったため、
「謝罪のためではないですのね」と念を押し、話し合いだと認識したので、記録が必要と、阿倍野署側の承諾を得て録音したそうです。
なぜこういうふうなトラブルになるのか
署長は「結婚して幸せの絶頂期であるようなやつ(水内被告)が、 なぜこういうふうなトラブルになるのか」と発言。
部下が犯した殺人事件を「トラブル」と言い放ったことに対して父親が疑問を呈しても、
署長や地域課長はその意味が分からず、
「トラブルって何ですか?」という質問に、
「事件です」としれっと答えています。
葬儀に参列しなかった理由
葬儀については、「割り切れない気持ちになり」、本部と相談した結果、
「私も生身の人間ですから、今、行けそうにないんだ。どうかということで『わかった』というようなことをおっしゃっていただいて」
というのが、参列しなかった理由だそうです。
「私も生身の人間ですから」というのは、
雪印乳業社長の「私は寝ていないんだよ!」と彷彿させます。
部外の人と話すのに、「おっしゃっていただいて」と本部に尊敬語を使うことからも、上司しか見ていない人物であろうことがわかります。
また、署長という身分で部外の人と面談しているにも関わらず、自分のことを「俺」と言っている点も、いい年をした社会人ではありえず、警察でしか通用しない人物なのでしょう。
お詫びをするのは水内被告の両親
「まずお詫びを言うてもらうのは、水口の両親ではなかろうかと思ってしまいました」
「ちょっと私も精神的に参っておりました」
「ちょっと行けそうにないな」
などと言い訳を続ける署長に対し、被害者の父親は
「はぁ、会社の社長がそういうことを言うんだ」
とため息をつきました。
署長を「社長」に例えていますが、まさしくそういった民間の感覚とはかけ離れた組織なのが警察なのでしょう。
すぐに会おうと思ったが捜査課に止められた
署長が「水口の逮捕直後に大阪に来た被害者遺族に会おうとしたが、捜査課に止められた」と言い訳すると、被害者の父親は、
「お前、そんなこと言うな。
俺がトップなんだから、お前黙ってろ。
俺が行って手を合わせてくる。
そういうのが上の人じゃないんですか?」
「社員のトップですよ。それがそんな言い訳で私が納得できますか?」
また、被害者の姉からの
「今回、私たちが大阪に来なかったらいつ会う考えだったんですか?」
という質問には、署長は消え入るような声で、
「考えておりませんでした」と答えていました。
謝罪したつもりの署長
着任して間もない部下(水口被告)が事件を起こして「自分も被害者だ」という意識がアリアリのようです。
確かに、署員の私生活の乱れを見抜けなかった管理責任はあるでしょうが、このような事件を起こした責任が警察にあるかというと疑問に思えます。
しかし、被害者遺族に対する言動としては、署長や警察官という立場以前に、人としての資質に疑問を感じます。
そして、このような資質の人物を署長に据えている大阪府警には、間違いなく責めを負うべきでしょう。
この面談の報道に対し、署長は次のコメントを発表しました。
「署長として謝罪の気持ちを伝えるためご遺族にお会いしましたが、その思いが伝わらなかったとすれば申し訳ないと考えております。」
被害者の父親は、
「謝罪をしたという文言だけは使って欲しくない」と語っています。
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社会的影響が大きいことの自覚を持ち、大阪府警は謝罪すべき!
水内のような「やつ」を被災地に出向させたのだから。