中島みゆき母校のニセ祝辞 そもそもナゼ本人は送らなかった?
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社会・政治
中島みゆきの母校・北海道立帯広柏葉高校の卒業式に、ニセの祝辞が送られた騒動。
悪質なイタズラだと思いますが、同校の依頼をシカトしていた中島みゆき所属事務所の態度にも「ん〜?」と首を傾げてしまいます。
北海道の有名校
道立帯広柏葉高校は、東大や京大に現役合格者を出す有数の進学校で、ドリカムの吉田美和も卒業した有名校です。
3月1日、同校で行なわれた卒業式で、中島みゆきの祝辞が読み上げられました。
しかし、そのことを知った報道関係者が中島みゆきの所属事務所に問い合わせたところ、祝辞を送った事実は無く、ニセモノであることが分かりました。
FAXで届いた祝辞には違和感が
この祝辞は、卒業式前日の2月28日の午前中にFAXで届きました。
そのFAXには、いくつか違和感があります。
まず、ヘッダーの送信元の名称やFAX番号が表示されていません。
通常、送信元が分からないようにしたい人(会社)以外は表示させているはずです。
それから、冒頭に「中島みゆきさんよりのメッセージ」と「さん付け」になっていますが、同じ筆跡で本文のメッセージが書かれていること。
事務所にお礼を兼ねて確認の電話を入れてもよかったのではないかと思いますが、同校の教頭は、事務所の方が代筆したのだろうと解釈したそうです。
中島みゆきの展示コーナーや「時代」の合唱コンクール
同校には、中島みゆきのレコード,CDや写真等の展示コーナーが常設されています。
また、今年の卒業生は「時代プロジェクト」として、2年間、中島みゆきの「時代」を練習し、クラス対抗の合唱コンクールを行なうなど、同校にとって中島みゆきは「自慢の卒業生」です。
同校は、その合唱コンクールの模様をおさめたDVDを中島みゆきの事務所に贈ったり、今年の卒業式への出席を手紙で要請していました。
そのため、教頭は、FAXをホンモノだと思い込んだようです。
母校からの連絡をシカトしていた中島みゆき所属事務所
中島みゆきは、実際には海外には行っておらず、レコーディング中でもないそうです。
私がニセ祝辞以上に違和感を覚えるのは、事務所からはDVDについての礼も無く、卒業式出席依頼についても、断りの連絡すら無かったということです。
母校に対して、それはいかがなものか?と思います。
これだけ自分のことをリスペクトしてくれているのですから、毎年、卒業式や入学式に祝辞を送ってもよさそうなものだと思いますが。たいした手間は掛かりませんし
もしかしたら、こんな事務所のつれない態度を知った人が、「親切心」で送ったのかもしれません。
しかし教頭は「だとしたら、相当な勘違い」と語っています。
犯人探しはしない
同校の公式サイトには、この件についての校長のメッセージがアップされています。
教頭は「卒業生に悪いことをした」とかなりのショックを受けていますが、「犯人探しはしないので、お詫びのFAXなどは送らないでほしい」とも語っています。
中島みゆきさんは、これをリカバーするために、来月の入学式に出席するか、せめて祝辞を送ってはどうでしょうか。
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