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妻を乳がんで亡くして【乳がんの発症〜乳房・リンパ節切除編】

公開日: 生活・文化

この記事の所要時間: 241

pink ribbon ピンクリボン運動

昨秋から、ブログをほとんど更新しませんでしたが、実は昨秋、妻(50代後半)を乳がんの転移再発で亡くしました。

その時の私の経験が役に立つ方もいらっしゃると思いますし、気持ちの整理をする意味で、以下の内容について、何回かに分けて書いていきます。

乳ガンの発症、乳房切除、抗ガン治療、転移再発、延命拒否、緩和ケア、ホスピス、無宗教葬儀、散骨、高額医療費、公的手続き、遺品整理など

 
※お断り

タイトルの通り、妻は乳がんが治らず、他界してしまいます。

したがいまして、現在、根治を信じて乳がんやその他のがんを治療している方にとっては、希望を無くす内容になっていると思います。

なお、治療方針や治療効果などについても書いていますが、それらは専門的な医学知識によるものではなく、あくまで妻と私が経験した1症例に基づくものです。

ですので、すべての乳がんに当てはまるものではないことを、最初にお断りしておきます。

また、私の記憶違いなどなら、医学的に明らかな誤りの記述がある場合には、メッセージ欄またはお問い合わせ欄からご指摘いただくと幸いです。

すぐに記事を修正いたします、

 

乳がんの症状とマンモグラフィー検査

乳がんが分かったのは、2012年の5月でした。

腕のしびれや痛みが続くので、整形外科に行ったところ、乳がんの疑いがあるとのことで、乳がん治療で評判の高い公立病院を紹介されました。

その結果、右乳房に約1cmの乳がんが発見され、乳房切除を決断し、6月に手術を行いました。

入院期間は1週間ほどでした。

なお、妻は30代前半で、乳房を押しつぶすマンモグラフィ検査を受けましたが、その時に「乳房がちぎれるような痛み」だったので「二度と受けたくない」と話していました。

そんな激痛がある検査が一般的に普及するとは思えませんので、妻だけが特異に痛かったのだと思います。

しかしそのために、その後は乳がん検診は受けていないと思います。

妻の実母も乳がんで乳房切除していますので、乳がんの危険因子が高い属性だと思いますが、検査の痛みが嫌で、多少の異変があっても、受診するのを避けていた可能性もあります

マンモグラフィー
マンモグラフィーのイメージ NPO法人 乳房健康研究会のHPより

 

リンパ節も切除

手術の結果、腋窩(えきか)リンパ節にも転移していたので、同時に切除しました。

ステージ2aということになります。

乳がんはリンパ節を経由して全身に転移するので、乳房周囲のリンパ節を取り除く郭清(かくせい)が有効だと説明を受けたと記憶しています。

しかし現在は、腋窩リンパ節を経由して転移するわけではなく、リンパ節に大きな転移がんがある場合以外は、リンパ節郭清の治療的な意味はないと考えられているそうです。

 

センチネルリンパ節生検とは?

現在では、不必要なリンパ節郭清を避ける方法として、「センチネルリンパ節生検」という方法が採られているそうです。

リンパ管に入ったがん細胞が最初に到達する腋窩リンパ節をセンチネルリンパ節といいます。

オペの際、乳がん付近に色素などを注入することでセンチネルリンパ節を特定し、そこに転移が見られるかどうかをチェックする「術中迅速診断」が「センチネルリンパ節生検」です。

この方法が、いつの頃から一般的になったのか、妻が手術した2012年の当時はどうだったのか、正直なところ分かりません。

妻の診察に付き添っているわけではないので、妻には上記の説明がされたものの、開けてみたら「大きな転移がん」があったので、リンパ節郭清をされたのかもしれません。

 

乳房とリンパ節も切除したので安心していたが

いずれにしても、私は、乳房や腋窩リンパ節まで取ったのだから、もう安心だと思っていました。

妻も、実母が、かなり高齢になってからですが、乳がんで乳房と腋窩リンパ節を切除して15年以上再発しなかったこともあり(癌以外の病気で亡くなりましたが)、再発しないと思い込んでいたようです。

しかし、乳がんは転移再発のリスクが高く、そして転移再発したら治癒できないという現実を思い知らされることになります。

次記事:妻を乳がんで亡くして【手術後の抗がん剤治療・放射線治療編】

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