F1ケータハムが撤退へ! 小林可夢偉は鈴鹿を走れない?
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モータースポーツ
F1村のウワサは本当
F1村にはいろんなウワサが流れます。
チーム運営に関するもの、ドライバーの移籍に関するもの等々。
私の感覚では、そのほとんどが本当になります。
近年では、ホンダの撤退や復帰,トヨタやBMWの撤退,スーパーアグリの設立と撤退,佐藤琢磨のホンダシート喪失,小林可夢偉のザウバーシート喪失など、いずれも、公表されるかなり前にウワサとして流れていました。
狭い社会なので人の動きが分かりやすく、情報が漏れやすいのでしょう。
ショックを和らげるためや反応を探るために、少しずつ情報をリークすることもあるのでしょう。
F1のウワサで実現しないのは「フェラーリ撤退」だけ。
あれは、フェラーリ会長のモンテゼーモロが吠えるのを真に受けた、F1村以外のジャーナリストが書く、飛ばし記事です。
ケータハム・カーズ撤退へ
小林可夢偉が乗るケータハム・カーズについて、先月からシーズン途中に撤退するというウワサが流れ、先週のオーストリアGPの前には、もうGPに現れないと言われました。
幸いオーストリアGPは無事に走りましたが、いよいよ撤退までのカウントダウンが始まったようです。
28日に、チームオーナーのトニー・フェルナンデスが、「F1はうまくいかなかったが、ケータハム・カーズを愛している」というメッセージを最後に、Twitterのアカウントを削除したのです。
トニー・フェルナンデスはエアアジアのCEOで、2010年にケータハム(当時はロータス・レーシング)を買収しましたが、昨年までの4シーズンがノーポイントに終わり、今シーズンの始めには「今の実績で参戦し続けても意味が無い。今年の成績次第で撤退する」と公言していました。
まだシーズン途中ですが、ケータハムはこれまでノーポントの最下位で、上を喰うどころか、直接のライバルのマルシャにも置いて行かれています。
客観的に見て、ケータハムが最下位を脱出できる材料は乏しく、そのためトニー・フェルナンデスはチーム運営への興味を決定的に無くしたのでしょう。
ケータハムの売却先は?
トニー・フェルナンデスは、チーム売却の交渉を進めており、売却先には、コリン・コレス,アラブの投資家,ロス・ブラウンそしてホンダがウワサされています。
ホンダは来季からのマクラーレンへのパワーユニット供給を立ち上げるのに必死で、この時期に自前のチームを持とうとするはずがありませんから、ファンの単なる希望的観測でしょう。
ロス・ブラウンは、ホンダから1ポンドで貰ったチームを、メルセデスに売って手にした大金を持っていますから、買収資金はあるのかもしれませんが、いまさらテールエンドチームを立て直すモチベーションがあるとは思えません。
アラブの投資家だと、交渉相手としては手強そうで、すぐにどこかに転売されそうですね。
MF1(→スパイカー→フォースインディア)やHRTのチーム代表だったコリン・コレスが最有力のようですが、資金源がよく分からないですね。
トニー・フェルナンデスのTwitterのメッセージは、売却交渉が済んだことを示しているのか、今週中に売却先が発表されるというウワサもあります。
売却先がみつかったとして、そのまま参戦できるのか?
はたして、鈴鹿で可夢偉は走るでしょうか?
前記事:ケータハム 小林可夢偉が 来年もF1に乗るために必要だと思うこと
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