理研CDB 再生医療の権威が「理研の倫理観には耐えられない」
公開日:
経済・科学
理研CDB再生医療の権威である高橋政代プロジェクトリーダーが「理研の倫理観には耐えられない」とツイート。
その後、「実験の中止はない」とコメントしたり、「(意見は)一転していない」とツイートしたり、ドタバタしました。
再生医療の権威のTwitterが波紋
小保方氏と同じ理研CDBの、網膜再生医療研究開発プロジェクト 高橋政代リーダーが、ツイッターで理研批判と研究中止を示唆し、その言動が波紋を呼んでいます。
高橋氏は再生医療の世界的な権威で、ネイチャー誌が選ぶ2014年の注目の5人の1人です。
iPS細胞で目の網膜の一部を再生し視力を回復させる臨床研究を進めており、今年の夏には患者の皮膚から作ったips細胞を移植する世界で一例目の臨床試験を行なう予定でした。
その高橋氏が7月1日に
「理研の倫理観にもう耐えられない」とツイート。
小保方氏の処分を見送ったこと、数々の疑義について説明が無いまま検証実験に参加が決まったことなど、理研の対応を問題視し、患者から信用できない研究機関であると思われることが不本意と言うことのようです。
マスコミが取り上げ話題に
7月2日にも、
「現在進行している患者さんの治療のための細胞準備はそういう理由でやめるわけにはいきませんが、まだ始まっていない患者さんの治療については中止を含めて検討します」
「このような状況でする臨床研究ではないと思います。万全を期すべき臨床のリスク管理としてこのような危険な状況では責任が持てないのです」
と立て続けにツイート。
その後、このツイートが話題になった後に、
「様々な状況を考えて、新規の患者さんの組み入れには慎重にならざるをえないというのが真意で、中止の方向で考えているという事ではありません」と中止ではない、とのコメントをしたところ、マスコミで「中止表明後一転」と報道されました。
「一転」と報道されたことに対し、「全く一転していません」と反論ツイートするに至りました。
小保方氏の一連の騒動で、いろいろ不満があるだろうことは分かりますが、そもそも安易にツイートする内容でしょうか?
理研という組織は、フリーダムですね。
前記事:小保方氏出勤 検証責任者が「魔術を使うかもと危惧」?
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