神戸市議 アンケート調査を架空発注し政務活動費をネコババ
公開日：
社会・政治
また関西議員の不祥事が明らかに。
神戸市議会議員が、全く実施していないアンケート調査の費用として、5年間で約1400万円もの政務活動費をネコババしていた。
↓「まっすぐ！マジメに！」だそーですw
大野一市議公式サイト
架空のアンケート調査で1400万円の政務活動費をネコババ
神戸市の市議会議員が架空発注を繰り返し、5年間で約1400万円の政務活動費が支払われていた。
その「犯人」は、神戸市議会の大野一市議（おおのはじめ・62歳）で、7期28年の大ベテラン。
大野市議は、2010年〜2014年の5年間、市政についてのアンケート調査を実施した費用として、11件1120万円の政務活動費を受け取っていた。
しかし調査を委託したとされた大阪の業者は、領収書の住所に存在しなかった。
業者名は実在したが、その業者は、調査の委託を受けておらず、報酬を受け取っていないと関与を否定。
さらに、神戸市内の業者にも1年間で4件のアンケート調査を依頼し270万円を支払ったとされたが、その業者も報酬の受け取りを否定した。
アンケートは実施したと釈明していたが
大野一市議は、問題が発覚後の7月1日に釈明会見を開いて、アンケート調査は実施したと説明。
「これは色々とミスったなぁという感じはしております」と、ヘラヘラ笑いながら、事務上のミスであると語っていた。
席上、記者からアンケート内容の開示を求められ、2日後の7月3日に公開。
しかし、その内容は各回とも1〜2枚のチープなもので、さらに文字の変換ミスが多い杜撰なシロモノだった。
例えば、
平成24年の「障害者福祉施策等に対する市民意識調査」の設問の一部に
「障害者の方がが歩く場所に、段差党の内容な社会」とあるが、これは「段差等の無いような社会」の変換ミス。
そして、2年後の平成26年「国民健康保険の保険料に在り方に対する市民意識調査」の設問の一部にも、同じ「段差党の内容な社会」の一文があった。
また、回答割合の合計が100％を超える「足し算ミス」もあることから、これらのアンケート調査結果は、1日の釈明会見後に慌てて作文されたものではないかと指摘されていた。
そして29日、大野市議は観念したのか、調査内容は「自作、偽造」であることを「自供」した。
↓「大野はじめに対するご意見・ご要望をお寄せください」w
ohno@portnet.ne.jp
大野はじめ後援会事務所 神戸市東灘区住吉宮町2-17-21-615
TEL 078(851)6996 FAX 078(854)2300
アンケート調査をしても報告や提出の義務が無い？！
実は、この「アンケート調査」の最大の問題は他にある。
アンケート調査を行なったとして、その費用が政務活動費が支払われたとしても、市議会に対してアンケート結果の報告や提出の義務が無いのだ。
「はぁ？」
「業者のゴム印を作って領収書を偽造すれば、簡単に政務活動費を引き出せるのでは？」
その通り。
「アンケート調査」に限らず、全てはその調子で支払われているのだろう。
会派「自民党神戸」は関与していないのか？
もうひとつ問題がある。
政務活動費は、議員には直接ではなく「会派」に支払われる。
大野市議は、自民党市議の会派である「自民党神戸」に属しており、アンケート調査の「窓口」を担当していた。（現在は無所属）
つまり、アンケート調査には「自民党神戸」がタッチしていたことになる。
このネコババに会派は関与していないのか？
大野市議の議員辞職は免れないだろうが、もし会派も関与していたとしたら、おとなしくは辞めないだろう。
なお、約1400万円は、6日に会派から全額返金された。
市民オンブズマン兵庫が詐欺で刑事告発
大野市議は、不祥事の定番「体調不良」で議会を欠席しており、公の場から逃走している。
市民オンブズマン兵庫は、大野市議ら関係者を詐欺の疑いで刑事告発。
全くの架空発注で1400万円を詐取したのだから、普通に考えると逮捕立件されるはず。
兵庫県警の動きに注目したい。
市民オンブズマン兵庫といえば、取材陣から全力疾走で逃走する兵庫県議の時にも、刑事告発する等「活躍」していたことを思い出す。
この組織の調査能力が高いのか？
それとも、兵庫県の議員サンの悪行が突出して多いのか？ｗ
関連記事
兵庫県議4人 加茂,岩谷,原,梶谷各議員のおバカな言い訳(1)
岩谷兵庫県議がテレビ取材から全力で逃走！まるで新喜劇w
たつの市長が兵庫県議時代に政務活動費の領収書偽造?!
スポンサードリンク
スポンサードリンク
関連記事
-
-
熊本市立龍田小中学校の｢Amazon疑惑｣を恥じ入る
熊本市立龍田小中学校の避難所でAmazonの避難所支援のほしい物リストを悪用した、と話題にな
-
-
ケツバットのドカベン像 水島事務所が新潟商店街に撤去要請
ケツバット写真で話題のドカベン像。 作者の水島新司事務所が、新潟市の商店街に撤去を要請
-
-
朝日新聞｢慰安婦問題を考える｣ 言い訳ばかりの見苦しさ
朝日新聞が、32年前に火をつけ、日本の国益を大きく損ねた「従軍慰安婦問題」。 今月5日
-
-
3才の女児が衰弱死 子供の虐待を見かけた時にするべきこと
大阪府で、3才の女児が食事を与えられず餓死した事件。 近所には、女児がアパートのベラン
-
-
千葉県警が振り込め詐欺｢受け子｣の顔写真と動画音声を公開
千葉県警が特殊詐欺の「受け子」の顔写真と動画・音声を公開し、情報提供を求めています。