兵庫県議4人 加茂,岩谷,原,梶谷各議員のおバカな言い訳(1)

号泣野々村元県議の兵庫県議会で、また政務活動費の不自然な支出が問題になっています。

5日、兵庫県の市民オンブズマンが、4人の県議の調査を申し入れました。

その4人の呆れたというか、おバカな言い訳を紹介します。

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市民オンブズマンが県議4人の調査を申し入れ

8月5日、市民オンブズマン兵庫、尼崎、西宮の３団体は、兵庫県議４人の政務活動費の収支報告書に不自然な支出があるとして、調査するよう梶谷忠修議長宛に申し入れ書を提出しました。

梶谷忠修議長(72)，加茂忍議員(62)，岩谷英雄議員(69)，原吉三議員(72)の4人で、いずれも自民党所属。

調査対象に梶谷忠修議長が入っているのが笑えます。

最初に説明しておきますと、県議88人全員を調べて、その内4人がおかしかったのではありません。

市民オンブマンが県議会事務局に情報開示を求めましたが、9人しか提出されず、その内の4人がこのありさまでした。

残りは79人については、継続して情報開示を求め、調査するそうです。

加茂忍県議「妻と旅行」の言い分

加茂忍議員は、当選5回の議長経験もあるベテラン議員です。

今年3月、妻と2人で九州の熊本と長崎を3泊4日の旅行をした際の費用を、2013年度の政務活動費から、調査研究費として約58,000円を計上していました。

熊本市内と熊本県天草、長崎市内の各1泊。

報告書は添付されていないので、「視察」とやらの内容と成果は不明です。

それについて、テレビ朝日から電話取材を受けたときの言い分（言い訳）です。

「疑惑、疑惑言われてますけど、なんか架空の出張をこしらえたようなね。架空もクソもあれへんわけですね。」

 
ー個人的な観光旅行ではないか？

僕は狭心症の手術やってまして、個人的な仕事は全部家内について行ってもらっているんです。一応診断書の用意もあります。

 
「個人的な仕事」ってナニ？　仕事なの？　私用なの？　県議はそんな位置づけの業務ってことですよね。

そもそも、本当に付き添いが必要だとしても、それは政務活動費ではなく個人で出すべき費用でしょう。

なお本人のサイトでは、自転車で何10kmも走ったとか、健康をアピールしてたらしいです。今回の発覚後、すぐに削除しましたが。

 
ー旅行の目的は？

埋もれて行く観光資源というのか、文化遺産というのか、人が振り返らない文化遺産というのか、そういうのが目的。

入館400万人目の入館者として地元のTVや新聞のニュースに

運がいいのか悪いのか、加茂忍県議夫妻が天草キリシタン館に立ち寄った際、400万人目の入館者として、地元のTVや新聞のニュースになっていました。

天草キリシタン館の館長が語ります
「しっかり覚えています。久しぶりに夫婦で旅行にきましたとおっしゃってました。」

 
加茂忍県議本人は、
「当たってもうて、ちょっともう断ったんですけどね。どうしてもいうことで仕方が無かったですね。」

 
ー職業は不動産業だと名乗りましたよね？

向こうで市長さんとか議長さんとか言われてましてね。まぁちょっと面倒なことになるなと思てね。県会議員であるということを言うたらね。もう普通でおりたいなと思って。

 
ー視察で来たので辞退しますと言えば良かったのでは？

そう、そういうことを言えばよかったですね。

不動産業は間違いではなくて、僕はマンション持ってますんでね。人に家貸す仕事ですから、それは間違いないです。

 
ー不動産業の資格を持っているんですか？

いやいや、あの〜貸してるんです。（資格は）持っていません。マンション経営ですね。

 
ーそれは不動産業ではないですよね？

それはちょっと僕の言い方が悪いかもしれんけど。

自分の費用については返還する気はない

ー3泊4日の旅行は有益でしたか？

それは自分が思ててやってるわけですから、当たり外れありますよ。自分としては意義があたったなと思ってます。

やったことについて間違うとった場合、謝罪して返還しなさいとか言われたら、その通りやしね。それはしゃーない。

僕はそこで意見を言いたいけどね。

 
妻の宿泊代については返還に応じる用意があるが、自身の費用については正当性を主張し、返還しないそうです。

5期に渡る県議生活で、政務活動費の使い方が骨の髄まで染み付いてますから、私用に使うことを悪いとは全然思っていないようです。

元秘書が暴露証言

加茂忍議員の元秘書の山岸一夫氏が、問題となっている旅行について暴露証言をしました。

山岸氏が秘書だった頃、視察旅行の後、加茂忍議員は、

「今回の視察は本当に楽しかった。着いたその日にゴルフに接待してもらって。

しかも旅費は県から出ているし、日当まで貰ってるんだ」と喜んでいたとのことです。

また、加茂忍議員は、年間600万円の政務活動費を丸々妻に預けていたそうです。

このことからも、まるっきり給料のつもりで受け取っていることが分かります。

加茂忍議員には、さらに疑惑が

2012年6月、インドネシアを「文化遺産の保存調査の視察旅行」をした際に購入した絵画16,000円を、政務活動費に計上していました。

本人は「間違った」として、返還するそうです。

政務活動費は趣味に使う？

加茂忍県議は、野々村県議の騒動の際、政務活動費についての取材に応じています。

「政務活動費というのは、基本的に、自分の趣味とか、僕は絵が好きだから、美術館の振興とか。

それは自分の趣味であると同時に活動ですわ。」

 
ー出張先はどうやって決めるんですか？

ん〜、やっぱりあれやね
自分で行きたい見たいというのが、行きたいというのがあるわね、個人的に。

 
ー政務活動費問題をどう捉えていますか？

やっぱりね。野々村氏が突出して異常やったと思うんですよ。

だから、他（の県議）はちゃんとルールに従って出しているからね。

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