非常に強い台風15号 1991年19号と同進路で九州へ
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社会・政治
非常に強い勢力の台風15号は、石垣島で観測史上最大の瞬間風速を記録しながら北上し、九州へ向かっている。
その進路や勢力は、甚大な被害をもたらした1991年の台風19号と重なるので、充分な警戒が必要だ。
(上の進路予想図は、気象庁台風情報より)
台風15号・石垣島で71mの最大風速を記録しながら九州へ
前記事の「ダブル台風が発生 21日頃から日本に接近し上陸の可能性も」で紹介したヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)の予報。
それでは、16号が四国付近へ上陸、15号は大陸へ直進となっていたが、どちらも外れた。10後の台風の進路予報は「当たるも八卦」程度だから仕方ない
16号の上陸の恐れは無くなったものの、15号(コーニー)はフィリピン北方で直角に曲がり、沖縄付近を通過しながら九州へと向かっている。
フィリピン付近では、勢力が少し弱まり950hPaとなっていたが、その後940hPa盛り返し、速度も速くなった。
15号が直近を通過した石垣島では、観測史上最大となる71.0m/sの瞬間風速を記録した。
1991年台風19号と同じコースを進む恐れ
九州のすぐ南方まで海水温が高いため、勢力が衰えないまま、明日25日の朝、九州に接近または上陸する恐れがある。
また、現在30km/hと速度を速めているが、今後、さらに速くなる見込みだ。
もし、勢力が940hPaのまま予報円の中心を進んだ場合、九州と東北を中心に大きな被害を出した1991年の19号の進路と重なる。
九州に昼間に接近、上陸し、速度が速いという点も同じだ。
台風の進行方向に向かって東側(右側)の半円では、台風の風と台風を移動させる周りの風が同じ方向に吹くため、さらに風が強くなる。
単純計算だと、時速50kmで秒速13.9mになるので、台風の風速が50m/sの場合は合計で63.9m/sという猛烈な風になる。
1991年と台風19号と同様のコースを進んだ場合、中心が九州西端部の佐世保市付近に位置するので、九州のほぼ全域が進路の東側になる。
さらに、15号は強い雨雲も伴っており、これも進路の右側に豪雨の恐れがある。
今後の台風情報に充分な注意をし、九州地方の人は、今日の明るい内に台風対策を!
気象庁・高解像度降水ナウキャスト8月24日13時↓
関連記事:最強クラスの台風8号が接近 1991年19号や2007年4号と同進路か
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