報道ステーション慰安婦問題検証 朝日新聞謝罪の日に朝日追従

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報道ステーション慰安婦問題検証 朝日新聞謝罪の日に朝日追従

公開日: レビュー

この記事の所要時間: 437

報道ステーション慰安婦問題

テレビ朝日の報道ステーションが、これまで報道してこなかった「朝日新聞の慰安婦報道問題」について、大掛かりな特集を組みました。

事前の予想では、朝日新聞に対してかなり厳しいものになると見られていましたが、見事にハズれました。

朝日新聞の木村社長が、慰安婦報道問題について謝罪したその日に、昨日までの朝日のスタンスに追従したような、なんとも間の抜けた「大特集」でした。

 

吉田証言

特集は吉田清治証言の検証から始まり、その信憑性の無さについて解説。

そして、吉田証言や著書が、河野談話や日韓関係にどのような影響を与えたかを検証しました。

韓国では、独自に従軍慰安婦の実態調査を行い、元慰安婦等の証言をもとに報告書が作成されたましたが、アフリカでの奴隷狩りと似たような手法の人間狩りで慰安婦を補充したといった記述もあり、吉田証言も引用されています。

韓国外務省・元アジア局長のキム・ソクウ氏は、

「吉田証言の影響が無かったとは言えないが、韓国社会では慰安婦が強制的に連れて行かれたということは、事実としておおむね知られていた。

従って、吉田証言によって基本的な事実関係が左右されることはなかった。

当事者や目撃者の証言をなるべく多く収集して、全体的に見て強制性があったとした。」

と語りました。

 

戦後37年も経ってから出てきた慰安婦問題

「韓国社会では慰安婦が強制的に連れて行かれたということは、事実としておおむね知られて」とは初耳です。

[朝日新聞大誤報問題] たった4分でよ〜く分かる 従軍慰安婦で書きましたように、米軍の報告書では、慰安婦は高給取りで休日にショッピングを楽しんでいました。

戦後の国交正常化交渉でも、韓国側は慰安婦に対する賠償を求めたことは一度もありませんでした。

また、よ〜く分かる 従軍慰安婦 朝日新聞32年間の大誤報(3)でも、強制連行が無かった証拠を書いています。

以前見たテレビ番組で、韓国の老人は強制連行の取材に対し、
「もし村の娘達が連れ去られそうになったら、鍬でも斧でも持って兵隊に立ち向かったろう。
自分たちが死ぬか、兵隊が死ぬかだ。
しかし実際には、そんな強制連行などは、見たことも聞いたことも無い」
と答えてました。

日本軍の後ろについて移動する慰安婦
慰安婦

石原信雄・元官房副長官

石原信雄 元官房副長官

続いて、番組では、当時の官房副長官の石原信雄氏にインタビューし、吉田証言は河野談話の「強制性」の根拠になったのかを質問しました。

石原氏は、
「当時から、眉唾物だと見ており、河野談話は、吉田証言を根拠にして強制性を認定したものではない」

「日本軍が強制連行したかどうかではなく、女性達が意に反して集められたかどうかが焦点」だったとし、

全省庁、都道府県、アメリカの公文書館まで調べたが、意に反する形で慰安婦が集められたことを示す書類は出てこなかった。

そこで、韓国側の要請に応じて、16人の元慰安婦の聞き取り調査を行い、その証言から、河野談話で「意に反して慰安婦となった人たちがいた」と初めて認めました。

「ああいう環境で女性が働かされていたことに遺憾の意を表すというのは間違ったことではない。」

「日本だけじゃなかったというのは正しいが、だから日本の行動が良かったというわけではない」と語りました。

 

強制的あるいは強制性と表現できる様々なことがあった

古館も

「私としても、番組としても、元官房副長官である石原信雄さんの証言は非常に重いという立場を取っております。
したがって、強制的あるいは強制性と表現できる様々なことがあったという立場を取っております。」
と語りました。

吉田証言は、河野談話にも韓国側の調査にも影響を与えていないし、吉田証言が嘘だったとしても、慰安婦の強制性はあったと言いたいようです。

あれ?朝日新聞の8月5〜6日の特集記事と同じですね。

1ヶ月以上も経って、ようやくこの特集記事を取り上げたと思ったら、朝日記事の追従ですか?

しかもその根拠が、16人の元慰安婦の聞き取り調査です。

その調査については、河野談話 世界中に日本は性奴隷の国と思わせた おマヌケに書いていますが、16人の元慰安婦の証言は杜撰なものでした。

それを真に受けて強制性を認めたことを正当化するとは、あきれ果ててしまいます。

また、 石原信雄氏が言うような「日本の行動が良かった」と世論が主張しているわけではありません。

「日本だけが悪かった」「日本だけが蛮行をした」という国際的な定評になっていることが問題なのであり、そのきっかけが河野談話であることが問題視されているのです。

 

もう強制連行は問題ではなく、慰安婦は犠牲者?

1996年、国連人権委員会のラディカ・クマラスワミ氏が出した「20万人の朝鮮人女性を軍の性奴隷として徴集した」とし、「日本政府に法的責任を認め、元慰安婦に補償するよう勧告した」する報告書を紹介。

クマラスワミ氏に朝日新聞の記事取り消しについて取材したところ、

「吉田証言はほんのひとつの証言に過ぎない。

独自に行なった元慰安婦への聞き取り調査等に基づき、慰安婦には逃げる自由が無く、性奴隷と定義したのは妥当で、報告書の修正は必要ない」
との回答だったそうです。

他に、元外交官の東郷和彦・京都産業大学教授の
「世界では、強制連行があったかなかったという話しは、問題の本質では無くなっている」

元アジア女性基金理事・大沼保昭・明治大学法学部特任教授
「(日本政府の)正義が、個々の慰安婦の運命、境遇より上に置かれてしまっている。
それはやっぱり違うだろうというのが私の気持ち」

黒田勝弘・産経新聞客員論説委員
「朝日の報道が無くても、韓国で慰安婦問題は起きたと思う。
韓国側は、日韓の問題ではなく、女性全体の問題だとキャンペーンしているので、それをを利用し、女性のための国際基金を作りましょうといった提案をすればいのではないか」

などを紹介し、慰安婦問題の最大で唯一の争点である強制連行は、もうどうでもよく、慰安婦は犠牲者なのだから救済をという主張です。

 

社長が謝罪したのに

朝日新聞の恵村(えむら)順一郎論説委員も、

「朝日新聞の慰安婦報道に誤りがあり、それを長く正してこなかったことについて、私自身もお詫びをしなければならないと思っています」としたものの、

「同時に、目を背けてはならないことがあると思っています。

それは、慰安婦の問題というのは消すことの出来ない、歴史の事実であるということです。

旧日本軍の管理の元で、自由を奪われ、人権や尊厳を踏みにじられた女性がいたことは確かなことなんです。」

と、これまた、朝日新聞が8月5〜6日の特集記事で、吉田証言を否定しながら「自由を奪われた強制性はあった」と悪あがきしたのと同じ主張です。

今日、社長が、特集記事の検証を口にしているのに、恵村氏は修正が間に合わなかったのかもしれません。

というより、今日の特集自体が、朝日新聞社長の会見を織り込んでおらず、修正も間に合わないが、大きく予告していたので中止したら何と言われるか分からない。

そういう状況で仕方なくそのまま放送したとしか思えない、昨日までの朝日新聞に追従したような内容でした。

関連記事:誤報を連発! 朝日新聞木村社長がついに陥落 謝罪し辞任へ

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Comment

  1. 如月 より:

    昨日たまたま、報道ステーションの最後の部分だけを視聴しましたがその時に恵村論説委員の言葉に、強い違和感を覚えました。

    慰安婦問題の重要な根拠になっている吉田証言の信憑性について、朝日新聞自体が今回否定し、謝罪したのに「報道内容に間違いがあったが、慰安婦問題自体は歴史上の事実」という発言に、

    論説委員のくせに今回の問題の意味とか、慰安婦問題の中身を分かってるの???

    ちゃんとしっかり勉強しろよと感じつつも、まあ、分かっててあえて、確信犯的に捨て台詞的に朝日擁護の言葉が出たのかとも考えていました。

    この記事で、報道ステーションの今回の番組内容全体がよく分かりました。

    確かに社長の会見の内容に対応できなかったというのはそうなんだろうなと納得しました。

    恵村論説委員、いつも、うらなり君かのびた君といった頼りなさげな顔でピンぼけの解説をしていますが、やはり自分の考えではなくシナリオに沿った発言しかできなかったんでしょうね。

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