週刊現代「愛子さまと呼ばないで」はご本人の発言ではない
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レビュー
7月19日号の週刊現代が「『愛子さまと呼ばないで』彼女が天皇になる日」と記事を掲載しました。
しかし「愛子さまと呼ばないで」は、ご本人や周囲が発言したわけではありませんでした。
※9月1日追記:(1)と(2)の2ページだった記事を1ページにまとめました。
学習院での愛子さま
記事は、卒業生で家庭教育コンサルタントの、
「活発な学校生活には見えず、『世間は私や両親のことを悪く思っている』という思いがあるので」といった意見で始まり、
ご学友のご学友の父兄の
「遅刻の実態」や「無愛想」「面倒くさい」といったコメントが紹介され、
クラスメイトやマスコミの目は、12歳の女の子には酷だとしています。
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初等科から上がって来た生徒は「大人の事情」に慣れていますが、中学受験で入学した生徒は「愛子さまシフト」に驚くようですね。
なお、初等科のころは学年が上がるにつれ「愛子さまと同じクラスは絶対にイヤ」という保護者が増え、クラス編成に苦労したそうです。
それにしても「父兄」というのは、久しぶりに目にしました。
愛子様と呼ばないで
つづいて、6月26日の朝日新聞の、赤坂真理氏『愛と暴力の戦後』で、愛子様の境遇について書かれた箇所を紹介。
・女だからという理由で「お前はダメだ」という視線を受け続けて来た
・彼女はいてもいなくてもよく、幼い従兄弟の男児は、生まれながらに欠くべからざる存在。なんという不条理!
記事は、この後を引き継ぐかたちで、
・ご懐妊で盛り上がったが、「男の子ではなかった」ので国中が落胆
・秋篠宮悠仁さまの誕生以来、「女性天皇」「女系天皇」の議論は、やみ沙汰になった
・天真爛漫なプリンセスとして生きることも許されない
などと続き、
愛子様の本音はおそらく、もう「愛子さま」と「さま」付けで腫れ物さわるように扱われるよりも、普通の女の子にしてくれたほうがよっぽど気が楽でいいのに、といったところだろう
となっていました。
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と、ここでタイトルの「愛子さまと呼ばないで」が出てきました。
愛子さまご本人がおっしゃったのでも、愛子さまの周囲が見聞きしたわけでもなく、記事を書いた人の「想像」でした。
ローマの休日?
古今東西、プリンスやプリンセスが、その立場にうんざりし庶民の生活に憧れるという話しは、よくあります。
でもそれは、全て庶民が勝手に思い描いたことで、当人達が実際にそう思っているかは分かりません。
実際には、今の生活にご満悦かもしれません。
しかし天皇陛下も、皇太子時代に「逃走」して銀座の街を楽しんだというエピソードがありますから、一度は自由に街で遊びたいという願望はあるでしょうね。
愛子さまが天皇を継ぐのが自然?!
記事はこの後、皇位継承者の少なさや、 女性宮家創設についての識者の意見を紹介。
「愛子さまの扱いは男女不平等であり、直系の愛子さまが天皇を継ぐのが自然と考える国民も多い。
両陛下は、悠仁さまが成長された暁には、愛子さまにそばで支えて欲しいと考えている」
といった、女性天皇待望論や、愛子さまの冷遇されているといった持論が展開されていました。
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現在の皇太子ご一家を見て、後を継ぐのが自然と考える国民が多いとは思えません。
それに「次の次」より前に、「次」で多くの国民の心が離れてしまったら、皇室のあり方も変わらざるを得ないのではないでしょうか。
「皇族は人気投票じゃない。国民の支持や許可をもらう必要はさらさら無い」という意見もあるでしょうが、国民の理解は無視できないでしょう。
また、東宮は両陛下のご意見は一切お聞きにならないようですし、愛子さまも、皇居に行こうとすると癇癪を起こされるらしく、行っても両陛下と言葉を交わされることはほとんどないとのことなので、「愛子さまにそばで支えて欲しい」というのも無理のある解説だと思います。
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