兵庫県議4人 加茂,岩谷,原,梶谷各議員のおバカな言い訳(2)

前記事：兵庫県議4人 加茂，岩谷，原，梶谷各議員のおバカな言い訳(1)の続きです。

5日、兵庫県の市民オンブズマンが、4人の県議の政務活動費の調査を申し入れました。

前記事では、加茂忍県議の「夫婦旅行」の言い分を紹介しましたが、今回は残り3人、岩谷英雄県議，原吉三県議，梶谷忠修議長の「切手大量購入」の言い分です。

加茂忍議員に負けない、おバカな言い訳をご覧ください。

（TV画面はテレビ朝日モーニングバードより）

切手の購入額 3人で328万円

兵庫県議10人が政務活動費で切手を大量購入していることが分かり、合計は約400万円に上ります。

今回、その中でも突出して金額の多い3人について、市民オンブズマンが調査を申し入れました。

その3人は、いずれも自民党で、原吉三議員141万円，岩谷英雄県議121万円，梶谷忠修議長66万円と、3人で328万円もの切手代を計上しています。

原吉三県議は「祈りを込めて切手を貼る」

テレビ朝日の取材に対し、原吉三議員（当選6回、議長経験者）は、

「切手いうのはね、自民党の議員、国会議員、地方議員も全てなんですが、切手が我々の原点、要なんですよ。
というのは、切手を貼ってね、ほいで『よろしくお願いします』と祈りを込めて発送するんです。」

《では自分で貼ってるんですか？》

「いやいや、みな、私もやりますよ、当然ですよ。
私が6期まで来たいうのはね、そういった（切手が）原点です。」

大量に（普通は数百通以上）郵便物を出すときは、切手を貼らずに窓口で料金を一括で払う「料金別納郵便」を利用するのが常識です。

原吉三議員は、決して換金したわけではなく、2万枚（80円切手2万枚分の90％の141万円分）の切手を、1枚1枚「祈りを込めて」貼っているそうですw

岩谷英雄議員も「日本人は切手がついてる方がいいもんね」

切手の金額と同様、岩谷英雄県議（当選8回、副議長経験者）のぶざまさは突出していました。

1,211,250円（1,425,000円の85％）の切手代の取材された際、

「切手を買って発送しているんです。

（メモを見ながら）教育委員会の報告書、教育方針の報告書を、2回3回に分けて、支持者に3000枚ずつくらい（送っている）」

換金は？の質問に

「せえへん。そんなことせえへん」と答え、逃げるように去って行きました。

 
今回の報道でも、約5000通分と計上していたことについて聞かれ、

ー1枚1枚貼った？

「そうそう、それが一番丁寧やしね。ほんで、日本人は切手がついてる方がええもんね。」

岩谷英雄議員は、大量の茶菓子購入や、領収書の使い回しもやっていた

岩谷英雄県議は、1年で82回も茶菓子を購入し、その半額の約29万円を会議費として計上していました。

さらに、領収書の日付偽造も指摘されています。

県政報告書に関するデータ処理を業者に依頼した際の領収書6枚、計19万円の筆跡が全く同じで、指摘したところ、日付のみを書き換えて使い回ししていたことを認めました。

業者から「金額が同じ領収書をコピーして使って欲しい」と言われて従っただけという、後先を考えない言い訳をしています。

その業者が売上を抜いているということですよね？

税務署さん、当然、この会社に調査入りますよね？w

領収書はハイハイと出すもんと違う

記者が「領収書の原本を見せて欲しい」と言うと、

「なんであなたがたはそんなことするの？」

「誰にでもハイハイと出すもんと違うんですよ」

と気色ばんで取材を打ち切り、記者達を追い出しました。

税金を使った領収書ですから、やましいところが無ければ、ハイハイと出せると思いますけどね。

野々村とは、ぜぜぜぜぜぜ全然違う！

事務所の入り口で食い下がる記者に、

「そりゃわからへんがな、私」

とドアを無理矢理閉めて事務所に戻ろうとしたところに

「わからないというのは理由になっていませんよ。野々村議員と一緒ですよ」

と言われると、慌ててドアを開けて

「ちゃうで、野々村とはぜぜぜぜぜぜ全然違う！」新喜劇かｗ

野々村元県議と一緒にされると致命傷を負うと思っているのでしょうか。

もう充分、致命的だと思いますけどね。

梶谷忠修議長は取材拒否

今回の調査要望書を受け取った張本人の梶谷忠修議長（当選4回）は、
「切手代詐欺とかはしてへん。郵便局長には（選挙の）応援して貰わへんと。言う言わんは別として喜ぶからね。成績が上がったら」
とコメントして以降、取材拒否をしています。

これは、自分の選挙運動のために政務活動費を使ったということですよね。

この点について、前出の原吉三県議は「公職選挙法に違反しないか？」と聞かれ、

「そんなの全然頭にありません。人間関係ですから。

人間関係の中でね、あの〜、お付き合いがあって買われた。

だから逆に人間のふれあいを感じますです。」という訳の分からん擁護をしています。

なお、梶谷忠修議長は、号泣野々村県議の問題が出た際、

「説明責任が果たせない場合は、議員辞職すべきだ！」と発言していました。

兵庫県議の待遇

議員報酬：約1,380万円
政務活動費：600万円（3ヶ月毎に150万円前払い）
費用弁済：2,500円〜19,000円（議会や公務の際の日当）
議会日数：87日
兼業可

任期4年で約1億円の収入になります。

兼業ができますから、副業（正業？）の収入も見込まれます。

県議選挙の当選倍率は1.2〜1.3倍と低いので、おいしい職業ですね。

狙ってみてはいかがでしょうかｗ

兵庫県議の仕事ぶり

議員の仕事は、政策提言と行政のチェックですが、25年度の兵庫県議会の提案議案数は、

知事（行政）提案の183件に対し、議員提案（定員89人）は、僅か4件！

もうひとつの仕事の行政チェックは分かりませんが、少なくとも政策提言はほとんどされていません。

ほんとうに89人も必要なのでしょうか？

議員への支給額だけで、その費用は4年で約89億円も掛かるというのに。

兵庫県議会が、たまたまというか号泣野々村県議のおかげで（せいで？）、問題が表面化しただけで、全国の地方議会が同じであろうことは、容易に想像できますけどね。

関連記事
岩谷兵庫県議がテレビ取材から全力で逃走！まるで新喜劇w
統一地方選 問題を起こしたあの関西議員たちの当落結果
神戸市議 アンケート調査を架空発注し政務活動費をネコババ