山本景大阪府議がLINEから外され女子中学生を脅し丸坊主

また地方議員の醜態です。

大阪維新の会所属の山本景・大阪府議会議員(34)が、女子中学生らのLINEのグループから外された（はぶられた）ことに腹を立て、威嚇的なメッセージを送っていたことが分かり、大阪維新の会から除団（除籍）処分を受けました。

「府議会議員が女子中学生とLINE」という時点で、訳が分かりませんが、その言動や対応も、失笑ものでした。

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山本景府議は何をやらかしたか？

大阪維新の会で、大阪府議会の山本 景(ケイ)府議(34)は、

昨年の10月、地元の祭りで知り合った女子中学生らに、LINEのID入り名刺を配り、連絡してきた女子中学生ら10人以上でLINEのグループを作りました。

しかしその後、山本景府議が男子を外し（はぶり）、女子だけにしてしまったことなどから、”お茶会”に誘っても誰も出席せず、
女子から「死ね」「あほや」「ばかや」「きもい」「うざい」のメッセージが集まり、
今度は山本景府議がグループから外され（はぶられ）てしまいました。

腹を立てた山本議員は、

「絶対に許さない」
「校長に電話する」
「ただでは済まさない」
「徹底的にやる」

といったメッセージを送ったので、

不安に感じた女子生徒が担任に相談したことから、問題が発覚。

12月に、交野(かたの)市教育委員会が、大阪維新の会府議団に抗議しました。

そして、7月に、交野市教育委員会が、山本議員に直接抗議しました。

最初の記者会見では、余裕の笑顔だった山本府議ですが

その報道を受けて、8日(金)に記者会見が行なわれました。

山本議員は、終止、余裕の笑顔で対応しました。

LINEのグループで、

「『死ね』であったりだとか、『あほ』や『ばか』や、もしくは『きもい』とか『うざい』とか、そういったことを言われました。

それに対して『それはいくらなんでもひどすぎる』と文句を言ったところ、私を退会させたんですね。」

「それで、怒るより先に、（グループに）戻してくれというのが筋ですので、何名かに招待をしてくれとお願いしたものの、残念ながら拒まれたと。」

「こういったことをやるんだったら、ただのグループ乗っ取りじゃないかと、泥棒じゃないかと、それはちょっとおかしいんじゃないかということで」

「『絶対に許さない』であったり、学校の責任者である『校長に連絡をする』（とはメッセージを送ったが）『ただでは済まさない』というのはよくわからないですね。」

記者からの
「子供に対する発言としては、大人げないのではないか？」の質問に対して

「子供達に対しての発言としては、いかがなものかというご指摘はごもっともだと思います。」と答えたものの、女子中学生らへの謝罪はありませんでした。

中学生を事務所に招き入れて意見交換会？

前述の経緯で、昨年12月に大阪維新の会の府議団に抗議した交野市教育委員会が、7月になって山本府議本人に直接抗議したのは、

LINE問題とは別に、山本府議は、

去年の秋〜冬にかけて、下校途中の中学生らを「たこ焼きおごったろか」などと事務所に招き入れ、”意見交換”をしていたためです。

交野市教育委員会は

「山本府議は、生徒の間では、男子と女子で言えば、女子の方によく名刺を配っているということでしたので、お話をさせていただきました。

夏休みに入り、保護者の目の届かないこともあり、保護者の心配も増すであろうと（判断し）、

名刺の配布やお茶会のような意見交換会等は、控えるようにして欲しいと（申し入れをしました）」と語りました。

山本議員は「報道か、教育委員会がおかしい」

山本府議の反論です。

「単に事務所に呼ぶだけで、『（たこ焼き）おごったろか』という発言はしていない。

これは報道がおかしいか、それとも（交野市教育委員会の）公文書がおかしいかの、どちらかという風に考えております。」

また、中学生らのやりとりの詳細について質問されると

「これは大阪府警に聞いてもらったらわかるんですけど、7月半ばくらいに、私のLINEのIDが乗っ取れてしまい、運営者側がIDを消してしまったので、残っていないんです。」と、時流に乗った弁明をしましたｗ

「そもそも、これは去年の10月の話しで、私の認識としては終わったものである。事実をねじ曲げて報道されるのは困る」とも語りました。

橋元市長の耳に入り

その1時間後に開かれた大阪市役所の定例記者会見で、この山本議員の件を質問された橋元市長は

「事実であれば、大変申し訳ないですね。維新の会として処分を検討します。

こんなのね、未成年者と接触する時には、本当にその必要性があるなら、保護者同伴が当たり前ですよ。

だいたい中学生と、知らないどこかの家庭の子供とLINEなんかしますかね。
（するなら）保護者とやるでしょ。」

と答えました。

山本府議は再度記者会見を開き

橋本代表からどやされたのでしょう。

最初の会見から4時間後に再度記者会見を開いた山本議員は、1回目とは一転、笑顔は無く、目が泳いでいました。

「私が中学生に対して送ったメッセージは非常に不適切なものであると、大変、大人げないものであると考えています。

大変なご迷惑をお掛けしましたことをお詫び申し上げます。」

と謝罪し、すぐに会場を出ようとしました。

記者が驚いて途中で引き止め
「保護者とか、ご迷惑をかけた方から何か申し出が無い限り、謝罪することは考えていませんということでしたが？」
と問いただされた山本府議は、

「改めて、自身で考え直しまして、やはり何よりも、中学生に対して、不適切な言い過ぎの大人げないメッセージを送った事実には変わりありませんので、その点はきっちりお詫びをしなければならないという思いに立ちまして、改めて、今回、この場でお詫びをやらせていただいた次第です。」

翌日、頭を丸めた山本府議

翌日の山本議員は、頭を丸めて坊主頭になっていました。

「中学生に取った行動に対して、不適切であったと考えております。

そこは、きっちりと誠意を示さないといけない。

LINEを安易に使い過ぎたということもありますので、その点に関しては、お詫びしなければならないという思いで、こういった対応（丸坊主）を取らせていただいた次第です。」

しかし、頭を丸めたくらいでは許してもらえず、大阪維新の会は、11日に「最後の弁明」を聴取した後、山本府議を除団（除籍）処分としました。

山本府議の経歴

大阪大学大学院（経済学）を卒業後、金融・証券に6年間勤務。

2011年に、大阪府議会に初当選しました。

大阪維新の会で「最後の弁明」をした山本景府議

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