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理研がSTAP現象検証実験の中間報告発表 やはり再現せず

公開日: 経済・科学

この記事の所要時間: 349

理研CDB STAP検証実験中間報告 丹羽仁史氏

理研CDBが、STAP現象の検証実験についての中間報告を行ないました。

予想通りと言いますか、やはりSTAP現象は再現できていません。

理研内部でも「できないことを確認するだけの実験」との声があり、虚無感が広がっています。

参考記事:理研CDBの笹井芳樹氏が自殺 日本を代表する科学者の評価

 

実験実施者の丹羽仁史PLら3人が会見

理研CDB STAP検証実験中間報告

27日、理研は、STAP論文共著者の一人である理研発生・再生科学総合研究センター(CDB)の丹羽仁史プロジェクトリーダーが行なっているSTAP細胞検証実験プロジェクトの中間報告を発表しました。

丹羽仁史氏の他、相澤慎一特別顧問(小保方氏の検証実験の責任者でもあります)、理化学研究所 加賀屋悟広報室長の3人が出席。

結論としては、まだ、STAP現象は確認されていません。

 

検証実験のほとんどは検討途中

理研CDB STAP検証実験中間報告 相澤慎一氏

検証実験は4月から行なわれていますが、会見の冒頭、相澤慎一特別顧問が

「検証実験のほとんどは検討途中なので、報告する段階ではない。
その中で、当プロジェクトが一定の判断をするに至った検討について、丹羽が報告します」

「最終結論がどのようなものであるか判断できない大半の検討中の課題については、この場では報告できないことをご了承ください。」
と語りました。

続いて丹羽仁史PLが、最初に、
「現段階で、科学的確度を持って報告できる内容に関しての中間報告」と語り、
まず、実験の目的を説明しました。

理研CDB STAP検証実験中間報告 相澤慎一氏 理研CDB STAP検証実験中間報告

22回の実験でSTAP現象は再現せず

カラダのどんな組織にもなる万能性を持つとされたSTAP細胞。

実験内容は、ザックリですが、まず、万能細胞の遺伝子が働くと細胞が緑色に光るように遺伝操作されたマウスを使い、その細胞を作ること。

ただ、他の要因でも緑に光るので、作った細胞をカラダが白いマウスの受精卵に移植し、全身が緑色に光る「キメラマウス」を作成すること。

その2点です。

当初の予定では、最初の段階は6月末まで、次の段階は8月末までに確認できる予定でした。

現在までに22回の実験を行ない、その内何回かで緑の細胞は確認されたものの、光り方が弱く、赤く光る細胞も確認されたので、細胞が死んだ時などの、他の原因で光ったものと判断し、「論文に報告されたような細胞塊の出現を認めることはできなかった」としています。

検証実験は来年3月まで続き、他の系統のマウスや、他の処理方法での実験が行なわれます。

理研CDB STAP検証実験中間報告 理研CDB STAP検証実験中間報告

 

簡単にできるハズのSTAP細胞

小保方氏の論文に書かれたSTAP細胞の作り方は、きわめて簡単です。

だからこそ、世界中であっという間に追試が終わり「全くできない」「おかしいぞ」という声が溢れました。

・マウスの新生児から細胞を取り出し

・塩酸の弱酸性溶液に浸すこと25分

・3日後には、生き残った細胞の中で、万能細胞に特徴的な遺伝子が働き始めます

・5日後には、細胞同士が集まって塊となり

・7日後には万能細胞の出来上がりです

これを、論文の共著者が4ヶ月間、22回もやって再現できないのですから、それは「STAP現象は無い」ということだと思いますけどね。

時間と公費の浪費です。

それにしても、相澤慎一特別顧問の説明は、かみまくり、質問者との問答も噛み合わず、説明もよく分からないものでした。
挙動も落ち着きが無い等、見た目も説得力がありません。

研究者としては優秀なのかもしれませんが、少なくとも、このような仕事は適任ではないと思います。

 

小保方晴子氏はまだ「準備中」

7月から開始された小保方晴子氏自身による検証実験の進捗状況について質問された相澤慎一特別顧問は、
「まだ準備実験の段階であり、その内容は報告できない」
と述べました。

また、「NHKのせいで手を負傷した」ので実験スケジュールは遅れるのか?の質問には、加賀屋悟広報室長が、
「そのことで実験を遅らせる予定は無い。小保方氏からのそのような要求も無い」
と答えました。

 

CDB改革案を文科省に提出

27日午前、この中間報告に先立ち、理化学研究所はCDBの改革案を文部科学省に提出しました。

改革案は、6月に外部有識者らの改革委員会が「CDB解体」などを提言したことを受けたもので、

・名称を「多細胞システム形成研究センター(仮称)」に変更する

・CDB竹市センター長交代(後任未定)など、幹部職員を一新。

・約40ある研究室を廃止や別の研究拠点に移転するなどし、半分近くに減らす。

・小保方氏の採用でも不透明さが指摘されたことから、採用手順を文書で明確にし、選考過程を記録する。エ?採用手順の文書化もしてなかったの?

・理研本体についても、外部有識者を含めた経営戦略会議や、理事長直轄のコンプライアンス本部、研究倫理教育の責任者を設置する

といった内容です。

理研本体の首脳陣の管理責任には触れられていません。

報告書の提出後、野依良治理事長は、囲み取材で
「ただ壊してしまうだけではあまり意味が無い。新しい潮流を踏まえたカタチで出直す。」と語りました。

この改革案を文科省はスンナリ受け入れるのか注目されます。

 

早稲田の学位取り消しの件はどうなった?

そういえば、7月17日、早稲田大学の「小保方晴子氏の博士学位論文に関する調査委員会」の小林英明弁護士らが「不正はあったが故意ではなく、過失であったため、学位取り消しの要件に該当しない」とした報告書を提出しました。

その翌日に会見した早稲田大学総長と副総長は、

「学位の取消権は調査委員会ではなく総長にあり、どのような判断を下すかは我々、大学ということとなる」
「近いうちに全文を公表して、調査内容をより多くの人に評価してもらえれば」
と語っていましたが、その後何の発表もありませんね。

参考記事
早稲田 小保方氏の博士号は取り消さず コピペはOK!なのね
小保方氏を無罪放免 さらに犯罪者扱いを詫びた理研の闇

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