触るだけで危険!猛毒キノコのカエンタケが各地で発生
公開日:
経済・科学
毒キノコの中で最も少量(3g)で死亡する猛毒を持ち、触るだけでも皮膚がただれて危険な、最凶キノコのカエンタケが各地で発見されており、林野局などが注意を呼びかけています。
カエンタケの特徴
カエンタケは、写真のようにどぎつい赤色のキノコで、その毒性と併せ、地獄の業火、火炎のような色とカタチが名前の由来とされています。
これを食べようとする人はあまり居ないと思いますが、ベニナギナタタケと間違って獲ることもあるそうです。
カエンタケは、触っただけでも、手のひらや足の裏の皮膚がひどくただれる危険なキノコです。
分泌物(汁)に触れなければ大丈夫という説もありますが、あえてその必要も無いので、絶対に触らないようにしましょう。
↓ベニナギナタタケ:食べられますが、味が無いため、サラダなどの彩りに使われます
激しい中毒症状
もし食べてしまった場合は、激しい口内炎から始まり、嘔吐,腹痛,下痢,四肢の麻痺,皮膚のただれ,呼吸困難,言語障害,多臓器不全等、致命的な中毒症状が出て、死にいたる場合もあります。
助かっても、脳萎縮による運動障害や脱毛などの後遺症が残る場合があります。
各地で多数発見
そんな危険なカエンタケが、最近、山形,新潟,京都,大阪,奈良,徳島など、各地で発見されています。
しかも、ごくまれにというわけではなく、ひとつの山の数十ヶ所で発見されています。
カエンタケはナラ枯れした木の根本に発生しやすいと言われています。
ナラ枯れは、1980年頃から全国で見られる「樹木が大量に枯れる現象」ですので、上記の地域だけではなく、全国でカエンタケが発生している恐れがあります。
キノコ狩りやハイキングなどで、山に入ることが多い季節になりますが、本人はもちろんんのこと、子供や飼い犬が触らないよう、くれぐれもお気をつけ下さい。
もし触ってしまった場合は、手持ちのありったけの水やお茶、または川などで洗い流し、すぐに皮膚科に診せてください。
また、発見したら、最寄りの保健所へ報せてください。
スポンサードリンク
スポンサードリンク
関連記事
-
-
衝突軽減ブレーキ等の8メーカー26車種 評価得点一覧
自動車事故対策機構(NASVA)が、8メーカー26車種の「衝突軽減ブレーキ(自動ブレーキ)」
-
-
エボラ感染者を受け入れる日本の病院45ヶ所とは?
感染拡大を続けるエボラ出血熱。 日本でいつ感染者が発生してもおかしくない状況です。
-
-
小保方氏出勤 検証責任者が「魔術を使うかもと危惧」?
前記事で理化学研究所 発生・再生科学総合研究センター(CDB)の小保方氏をおちょくりながら、
-
-
ラストフライト間近のボーイング747 退役の理由は燃費ではない?
3月31日にラストフライトを迎えるANAのジャンボ機(ボーイング747-400)。 ニ
-
-
脳梗塞の異変を見落とすな! 4時間30分が生死を分ける
磯野貴理子さんが脳梗塞で緊急入院しましたが、幸い大事に至らなかったとのことです。 磯野