岩谷兵庫県議がテレビ取材から全力で逃走！まるで新喜劇w

政務活動費の不正支出が疑われている兵庫県議会・岩谷英雄議員が、報道陣の取材を振り切ろうと、全力で疾走。

まるで吉本新喜劇のような逃走劇でしたw

一方、号泣野々村議員は、3年間の政務活動費のほとんどが不正であることを自供。

兵庫県議会は、政務活動費の1割削減等の条例改正案を可決しました。

疑惑がイロイロの岩谷英雄議員

22日、兵庫県議会の終了後、報道陣が岩谷英雄県議（当選8回、副議長経験者）から話しを聞こうとしたところ、全力で逃げ回りました。

岩谷英雄県議は、県政報告書に関するデータ処理を業者に依頼した際の領収書をコピーして、日付のみを書き換えて使い回しし、約31万円を支出していたことで、8月29日、兵庫県の市民オンブズマン3団体から、「詐欺、虚偽公文書作成・同行使」の疑いで告発されました。

岩谷県議は他にも、切手を約121万円分購入や茶菓子を約29万円も購入など、政務活動費の不自然な支出が指摘されています。

階段を駆け下りて逃走

議場の出口で、10名程の報道陣が岩谷県議から話しを聞こうとしましたが、それを押しのけ、振り切ろうと走り出しました。

追う報道陣。
岩谷県議はエレベーターを使わず、階段のドアを開け全力で駆け下ります。
報道陣から「速い！」という声が聞こえました。

とても69歳とは思えない、逃げ足の速さですw

報道陣が
「岩谷先生、それでは県民は納得しませんよ」
「立ち止まって説明してください」
「あんた議員でしょ？！」
などと声を掛けますが、無言で駆け下り、階段の踊り場では、階段にいた記者の1人を突き飛ばしました。

後ろによろける記者。
一歩間違えば、階段から転げ落ち、傷害事件になっていたかもしれません。

何事かと驚いて立ち上がった1Fロビー受付嬢の前を走り抜け、建物の外へ。

追いついた報道陣の制止を振り切りながら息も切れ切れに、

ーコピー（した領収書）を書き換えたのは先生自身なんですか？
違います違います。

ー年度末に大量に切手を購入したのは何故なんですか？
年度末ちゃいます。

などと質問に答えながら走り続けます。

「それでも議員ですか。県民は納得しませんよ！」
「1回止まりましょう。危ないんで」
「1回止まって説明してください」
「先生、ほんとに怪我するんで1回止まってください」
「悪いことしてないんであれば、1回説明してください」
「今まで逃げ続けてきましたけど、今日はもう逃げられませんよ」

と報道陣から声がかかりますが、スーツの上着を脱ぎ、まだ走り続けます。

通りすがりのおっちゃんに諭されてインタビュー開始

そこに、通りすがりのおっちゃんが岩谷県議を諭しますw

おっちゃん「逃げないで話しとったらいいねん」
岩谷県議「いや、もう難しいことばっかり言うとるねん」
おっちゃん「いいやん。何でもいいやん。返事したらいいやん」
岩谷県議「ほな1分だけな」
おっちゃん「1分って言わんでいいやん。時間関係あらへん」

ー（領収書を）コピーして日付を書き換えたのは先生自身ですか？
絶対違います

ーでは誰がやったんですか？
あれは業者がやった。
コピーであろうが、名刺の裏であろうが、領収書は領収書。

ー業者は自分の筆跡ではないと答えていますが？
そんなことは知らん。
業者からもらったものを出しとるだけのことや。

逃げたら追うし、その様子が報じられたらどんな風に見えるか、分かりそうなものだと思いますけどね。

問題が発覚した時も「業者が領収書をコピーして使ってくれと言うた（つまり、その業者は売上を抜いているということになります）」と言い訳をしてますし、後先に考えが及ばない人のようです。

岩谷県議は、以前、テレビの取材を受けた際（関連記事：兵庫県議4人 加茂,岩谷,原,梶谷各議員のおバカな言い訳(2)）も、新喜劇なリアクションでした。

テレビ受けがいい人材ですw

なお、切手疑惑の梶谷忠修議長は、記者の問いかけに完黙。
原吉三議員（当選6回、議長経験者）は「別納郵便にしますよ」と当たり前のコメント。

奥さんとの九州旅行を政務活動費で支出し、市民オンブズマン3団体から告発された加茂忍議員（当選5回の議長経験者）も、完黙で立ち去りました。

MBSニュース：兵庫県議会　政活費「1割カット」条例改正案可決

号泣野々村議員は素直に自供

政務活動費の使い方がいい加減なことを世間に教えてくれた、号泣野々村県議は、兵庫県警の事情聴取に対し、素直に「自供」しているようです。

3年間で345回の日帰り主張の大半がカラ出張で、切手代250万円は、ほとんど金券を購入したもの等、3年間の政務活動費約1800万円のほとんどが不正支出であることを素直に認めました。

もし容疑を認めず、捜査や裁判で証拠が出てくると、罪が重くなりますからね。

野々村元兵庫県議は、
「初年度に簡単に認められたので、翌年からエスカレートして、金額も増やした」
と供述しています。

事務局は、前記事：県議会事務局は なぜ議員の言うままに政務活動費を支払う？で書きましたように、基本は「言われるがままに通す」です。

公務員に「先生」のチェックをさせるのは無理なようです。

政務活動費の条例改正案可決

兵庫県議会は、政務活動費について、1割削減等の条例改正案を可決しました。

・年額：600万円 → 540万円

・支給方法：前払い → 会派を通じて後払い

・添付書類：領収書その他の証拠書類 → 会計帳簿も必要

・議長調査権：必要に応じ内容調査 → 是正勧告及び命令が可能
（にも切手疑惑がありますけどね）

・情報公開：事務局で閲覧 → インターネットで閲覧可能

・政務活動費調査等協議会を設置

「政務活動費のあり方検討会」というのもあって

条例とは別に「政務活動費のあり方検討会の座長私案」では、

・支払証明書（領収書が無い場合の書類） → 原則禁止。路線バス代などは可

・切手購入 → 原則不可。1万円以下は条件付き可

・クレジットカード → 利用明細書+内容確認書類

・宿泊：定額支給 → 実費支給

・グリーン車使用 → 継続

・海外視察 → 継続。実施基準を検討

となっています。

仮にこれらが実施されても事務局のチェックは実効性がありませんから、会派の長のハンコが必要と規定し、不正発覚の場合は、その会派の長も同罪とするのはどうでしょう？

不正をしなければ、会派の長にはリスクは無いでしょうから。

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